Googleが「実験的な新機能」を発表、近いうちにGoogle Newsの記事にコメントを付けられるようになる。受け付けられるのは「読者の中で特に選ばれた人たち」からのコメントに限られ、これには記事中に出てくる人や組識も含まれる。ひたすら対話を求めるブロゴスフィアではこれを、キリストの再来と考えているらしい。日頃控え目なTony Hungが、「極めて重大」であり「これまでのオンラインニュースを変えるもの」と評しているのを見ればわかるだろう。
仕組みはこうだ。自分に関係のあるニュースがあったら、自分とニュースとの関係を示す証拠を付けてGoogleにコメントを送る。Googleは差別語などを削除する他は編集しない。どういう関係であればコメントできるのかまだ明かされていない。ルールがどうあれ、Googleにとって山のような手作業が必要になる。こればかりは自動化は不可能だ。Googleがこの費用を賄うためにはページビューを膨大に増やす必要がある。
関係者に直接意見を言ってもらうのは間違いなく良い考えだ。これまでGoogleをはじめとする主要メディアサイトのほとんどで、一方通行で、個人的偏見や、金銭的偏見、怠惰さの偏見のためにニュースの事実をねじ曲げているかもしれない公平無私なジャーナリストによって解釈されてきたニュースというものに、議論を持ち込むことになる。
しかしGoogleにとっては大変な仕事だろう。それも、関係者以外の意見を排除するだけのために、だ。そこのところが私にはどうにも理解できない。たしかに、われわれのブログ記事でも関係者からのコメントは重要だ。が、われわれよりもよく知っている第三者のエキスパートの見識も同じく価値ある。さらに、関心を持ってくれたみんなの意見を聞くことによっても洞察は深まる。記事に対する読者の温度を感じることはいつも大切で、だからこそわれわれを含めて多くのブログが匿名でさえもコメント/暴言を受け付けている。マイナス面は、「荒らし」と「圧力」だが、プラス面はすばらしい対話/ケンカ。対話の楽しみがあるからこそ、大きなニュースはNewsvineに読みに行く。ここではいつでもコメントを受け付けていて、記事そのものよりも面白いこともしょっちゅうだ。
流されることなくGoogleにやり方に疑問を抱く人が少なくとも何人かはいる。John Murrellは、膨大な人数のサクラが雇われて、ネガティブな事実や意見がどれも反対されて情報操作の嵐になるだろうと言っている。Frank ShawはMicrosoftの広報を一手に管理している人間だが、「馬鹿げたこと」と評して、絶対にベータ版以上になることはないと言っている。情報操作の王様からの実に明快な意見だ。100%同意する。
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