世界最速のネット成長市場でシェア拡大を図るGoogleが「中国のネット企業を1~2社」を買収、今後1年で計5社に投資を行う。Googleはこれまで中国の検索ポータルSina.com、Soso.com、163.comに自社技術を供給し、中国国内の提携関係構築に注力してきた。また中国の人気ブラウザMaxthonには今年4月に戦略的投資を行っている。
こういった中国企業の買収は、こちらが咄嗟に思うほどGoogleにとって難しい戦略ではない。中国トップの検索企業の多くはナスダックに上場している。市場のリーダー、百度(Baidu)の時価総額は$5.73B(57億3000万ドル)でさすがに魅力的な買収対象とは言い難いが、2番手以下の企業は比較的求め易い株価で推移しており十分にGoogleの買収可能範囲だ。検索業界第2位*のNetEase.com(163.com)の時価総額は$1.78B(17億8000万ドル)、第3位のSohu.comは$1.08B(10億8000万ドル)。Baidu.comの中国検索市場における現シェアは55%。
* 2007年5月のAlexaトラフィックランキングより
(本稿はPC Worldの情報を一部参照しました)
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Googleの中国検索市場への投資強化によって、Googleの情報世界における地位はどこまで揺るぎないものになるのだろうか。
ただしこれまでもGoogleの中国内での検索結果に対する中央政府による干渉、情報統制政策とどこまで折り合いをつけていくか興味深い。
もちろんGoogleにとっては来年に北京オリンピックを控えるこのタイミングに投資強化していく戦略的意図は十分に練られた根拠があるに違いない。