Grouply―グループメール界に久々のアップグレードをもたらす
by Nick Gonzalez on 2007年11月9日

grouplyFacebookのオンライン・ブランド広告 や「Facebook Platform」が出現するはるか以前から、メッセージボード〔グループメール・サービス〕というものがある。1999年にeGroupsが$432M(4億)相当の株と交換にYahooに買収されたとき1700万のメンバーが登録していた。現在eGroupsには 1億のメンバーがいて、それに応じた膨大なメールがやりとりされている。Yahooに加えてGoogle、AOL、MSN、その他独立のサービス( 全体では3億のユーザーがいる)も億単位のユーザーが加わっている。

grouply_small.pngしかしグループメールサービスというのは今のSNSに比べるといささか旧式になった感は否めない。少なくとも複数のグループにまたがって加入している場合、情報をまとめるのが難しい。いくつものグループで活動していると作業はひどく面倒になる。Grouplyは、今まで比較的目立たない形で活動してきたスタートアップだが、複数のメールグループや掲示板などのソーシャル・サービスにまたがったメッセージのやりとりを容易にしようとするサービスだ。将来はあらゆるオンライン・グループに対象を広げる計画だが、当面はYahooとGoogleのグループメールをサポートする。Klostuも、これと似たサービスで、メールグループのロングテールを狙っている。Meetroも 簡単に掲示板が作れるサービスを開発中だ。

Grouplyは、簡単に言えば、グループをホストするサイトへのユーザーインタフェースとして働く。ユーザーが通常Yahoo GroupsでできるようなタスクはすべてGrouplyからできる上に、若干のソーシャル機能も付加されている。まずログイン情報を登録すると、Grouplyすぐにユーザーが参加しているすべてのグループの活動をモニタし始める。技術的に説明すると、Grouplyはユーザーのメールアドレスを「ユーザー名@grouply」のアドレスに置き換えて、ユーザー に代わってグループメールを受信する。グループからメールはすべてが単一のフィードに集約され、ユーザーが目を通しやすいよう、スマートに分類処理されて表示される。メッセージはグループ別、スレッド別、評価別、タグなどによって分類、ソートされる。ユーザーによって付け加えられたタグや評価は他のメンバーと共有できる。それぞれのスレッドは「討論、探しています、イベント、売りたし、ニュース」という5つのカテゴリーに自動的に分類され、それぞれのアイコンで表示される。フィードは通常の要約フィードの他に、ユーザーが読んでことがあるスレッドのメッセージだけを引き続き表示するという「スマート要約」の機能が用意されている。

GrouplyがYahooとGoogleに代わってメールグループの機能を改良する手間をかけていけば、いつか本家を使うよりGrouplyを使うほうがずっと便利になる日が来るような気がする。革命を目指すというより着実な進化を目指す戦略といえそうだ。

Crunchbase Grouply

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/grouply-brings-a-bit-of-facebook-to-yahoogoogle-groups/ TechCrunch Japanese アーカイブ » GrouplyがYahoo/Google GroupsにFacebook風味を加える

    [...] Grouplyは、現在1億人以上の登録ユーザーに利用されているオンライン「グループ」システム(Yahoo/Google Groups)の向上を目指しているスタートアップだ。その第一の目標は、YahooとGoogleのネットワーク上でグループのアップデートを簡単にトラックするためのシンプルな管理ツールを作ることだった。Grouplyにアカウント信任状を送ると、Grouplyがアカウントをより便利に整理してくれる(以前のレビューを参照)。また、現在進行中の第二の目標は、最新のソーシャルネットワーク強化に必要な情報をそれらのシステムに与えることだ。 [...]