利益共有コミュニティを目指すコンテンツのデスティネーションサイトHubPagesは、デザインをリニューアル、あわせて広告運営の技術面も今日(米国時間5/7)から刷新した。同社はサンフランシスコに拠点を置く。これらが運営される同社のポータルサイトは、現在月間240万のユニークビジターを数える。
HubPagesについてはこれまでにも取り上げている。過去記事はここ、それにここ。2006年8月、同社はHummer Winbladから$2M(200万ドル)を調達。同年2月の初期ローンチの際には、「果たしてSquidooより優れたサービスかどうか」という趣旨の記事をMichael Arringtonが書いている。
同サービスを支えるチームは、とりわけしっかりした経験をこれまでに積んでいる。CEOのPaul EdmondsonはMSN EntertainmentのGroup Product Managerを務めたことがあり、Jay ReitzはDevelopment Manager、それにPaul DeedsはWindows Media Internet Servicesでのディベロッパーだった。
新デザインは、同サービス内での2万を数える「hub(ハブ)」に1万4千人を超える書き手によるコミュニティとの協議をもとにしたもの。カジュアルユーザーにもはっきり分かるような外見上の変更に加えて、HubPagesはスライドショー、複数の写真の利用、フォーラム、サイトのナビゲーションをより簡単にする「hub」のグループ化ツールなどにも対応。
広告面では、HubPagesは「行動フォーマットによる収益最適化」というテクノロジーを正式にローンチ。わかりやすく言うと、各ハブにおいて広告が最も効果的に機能する掲載場所をわりだし、そこに適切な広告を掲載する、ということだ。
発表に先立ち、私はPaul Edmondsonから話を聞いた。その中で、彼は、「hubページでの収入が月額1000ドルを超えるパブリシャーは一握り。トップパブリシャーのひと月あたりの収入は月額1800ドル」と話した。決して、フルタイムとしての仕事ではない。しかし、小遣いかせぎ目的にパートタイムの仕事としてオンラインで文章を書く平均的なライターにとってこれはよい数字だと思う。
新たに発表された「行動フォーマットによる収益最適化」テクノロジーは、現時点までのテスト期間中、すでにサイト内平均での広告効果を最高43%にまでアップ。
HubPagesは現在、Google Adsense、Commission Junction、Amazon それにベータ版eBayのContextual Advertisingを利用。近い将来にはhubの直接スポンサー制を展開する予定。
同サービスについて好ましく思える点は多々ある。(HubPagesの)利益共有モデルは他サービスに比べると気前の良いものだ。HubPagesはストレートに均等配分60/40の配分だがSquidooのモデルは利益の50%。それに、パブリシャーは広告主から直接支払いを受ける。広告はパブリシャーのコード、HubPagesのコードを均等に回転、交代する。知的財産権面においてもストレートな取り組み姿勢を見せ、パブリシャーが自分のコンテンツを所有し、好きなように利用できる、というものだ。
ブログビジネス界で、ブロガーそしてブログネットワークオーナーとしてこれまで働いてきたが、現在これ以外に存在するブログネットワークのサービス内容に比べて同サービスはより良いモデルだと考えざるを得ない。HubPagesの持つ柔軟性、コンテンツ制作のオープンな性質はしっかりしたアイディアだ。支払いに関わる必要性が無くなったこと、それに、サービス利用によって収入を得ているユーザーからのポジティブな口コミで、同サービスの今後の成長は必至だろう。

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