GoogleがAllofMP3を買ってくれていたら…
by Michael Arrington on 2006年12月22日

今日(米国時間12/20)いくつかのレコード会社がとうとうロシアの音楽サイト AllofMP3訴えた。この訴訟はニューヨークの裁判所に起こされている。AllofMP3側ではロシアの法律に違反してはいないとしているのだから、AllofMP3は米国の裁判には現れないだろうと考えてもよいだろう。

AllofMP3は現在も営業を続けているが、三面からの攻撃を受けている。ロシア政府は米国との通商交渉の過程でAllofMP3を売り渡してしまい、これを閉鎖させると約束してしまった。VisaとMasterCardはこの会社とのクレジットカード取り引きを停止した。そして今度はレコード会社の訴訟である。 これらはすべて一面ではAllofMP3のプロモーションになるとはいうものの、こんな攻撃を受けていつまで持ちこたえられるのか明らかではない。 しかし、AllofMP3に何が起きようと、これに代わる似たようなサービスが現れるだろう。結局のところレコード会社は世界中の市民の大部分を相手に訴訟を起こし続けるか、新しい意味あるデジタル音楽ビジネスのモデル(つまりDRMなしの)を採用するか、いずれかを選択せざるを得ないはず。

AllofMP3がGoogleでも扱いに困るほど危険な存在になってしまったのは残念だ。YouTube買収以後、Googleが著作権者一般に対して、賄賂を使ったり、脅したりの激しい攻勢をかけた様子を見てきただけに、GoogleがAllofMP3を運営していたらユーザーのためにどんなこ としてくれていたか想像するのは愉快だ。さらに詳しい情報はTechdirtを参照。

[原文へ]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/a-year-later-the-companies-i-wanted-to-profile-but-didnt-exist/ TechCrunch Japanese アーカイブ » 1年後に振り返って―「(まだ存在しないが)私がプロフィールしてみたいサービス」

    [...] AllOfMP3はまだ辛うじて存続しているが、合法的とはいい難い。それに完全に無料ではない―無料にかなり近いが。BitToreentはもちろんフリーだ。しかしこちらはまるきり非合法である。現在も将来も難問でありつづけるだろうが、良い兆候も見受けられる。少なくともDRMは無くなっていくかもしれない。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/allofmp3-responds-to-riaas-165-trillion-lawsuit/ TechCrunch Japanese アーカイブ » AllOfMP3、RIAAの1.65兆ドルの訴訟に答える

    [...] ロシアのDRMなしの無料音楽ダウンロードサイトAllOfMP3は、RIAAが同サイトに対してニューヨークで起こした $1.65T(1.65兆ドル)の訴訟について簡単にコメントした。一言で要約すると、「RIAA は勝手にしたらいい」というものである。 「AllofMP3は米国のレコード会社数社がニューヨークにおいて〔AllofMP3の親会社〕Media Serviceに対して訴訟を提起したことを承知している」と同社の幹部は匿名で語った。この幹部はさらに、「この訴訟はAllofMP3がニューヨークで営業していない以上、不当なものだ。もちろんレコード会社は、AllofMP3がロシアにおいて合法的に運営されていることを承知の上で、好きなように訴訟を起こす自由がある。しかし当面AllofMP3はロシアのあらゆる法律に従って合法的に運営を続けていく所存だ」と語った。 [...]