Facebookは音楽のアーティストにとって今までよりずっと有用な場所になった。今回スタートした「Facebook Ads」でバンドや個々のミュージシャンがFacebook上に公開ページを持てるようになった。このページにはFacebookメンバーがファンとして登録できる。残念ながら、噂になっていた「Facebook Music」といったサービスはまだ用意されていないが、Facebookでは他の企業と同様。音楽アーティストも、独自のページを設定し、ファンを集め、ダイレクト・マーケティングを行うことができる。
しかし、音楽アーティストに関するかぎり、Facebookでもっとも人気のあるアプリケーション・デベロッパーのひとつ、iLikeがFacebook Adsとほとんど同じことを実現している。すでに、どんなバンド、ミュージシャンでも iLikeを利用してFacebookにアーティスト・ページを作ることができる。このページには、いちばん人気のある曲を掲載(友達が好みによってフィルターされる)できるほか、これから行われるコンサートの情報(日付をクリックすると、メンバーの誰かが出かけるかどうかわかる)、iCastと呼ばれるアーティスト自身のブログ、関連するアーティスト、Facebookメンバーがメッセージを残せる「Fan Wall」などを設置できる。事実、すでに50万ものアーティスト・ページがすでに作られている。それに加えて、今日(米国時間11/6)、iLikeは、このようなプロモーション・ページと同様のページをFacebook Adsのブランド広告として制作できる機能をリリースする。スタート時点でiLikeはすでに16万組のアーティストについて、レディーメードのページを用意している。アーティストやレコード・・レーベルはページをそのまま使ってもいいし、カスタマイズしてもよい。
そこで音楽アーティストは選択を行う必要がある。iLikeのページをFacebookのメイン・ページにする(iLikeは1千万近いユーザーが利用している)か、それとも独自にFacebook上に広告ページを持つか? 実例:「50 Cent」の新しいFacebook Adsページ(左)は午前零時に立ち上げた直後にはたった3人のファンしかいなかった。しかしFacebookのiLikeの「50 セント」のページには120万のファンが登録している。
結局、iLikeにとってはアーティストがどちらは自分の「ホーム」ページと呼ぼうとかまわない、ということらしい。Any widget on the iLikeのアーティスト・ページに載っているどんなウィジェットでも、人気曲、コンサート情報、iCastブログ、iLikeボタン自身でさえも、Facebookのアーティスト・ページ(Facebookではキャンバス・ページと呼んでいる)にそのまま流しこむことができる。こうしたウィジェット中のリンクはどれをクリックしてもiLikeが管理するFacebookアプリケーションのページにジャンプする。
これは偶然そうなったわけではない。私は昨日、FacebookのCEO、Mark Zuckerberに「〔Facebook Adsなどによって〕Facebookアプリケーションのデベロッパーと競合する可能性はないのか?」尋ねてみた。彼は、「われわれがバンドに音楽のページが作れるようにしたら、デベロッパーにとってはむしろ好影響がある。彼らのアプリケーションがそのページに現れるんだから、アプリケーション普及が進むことになるだろう」と答えた。
なるほどもっともだ。しかしそれでは、苦闘する音楽業界に対するFacebookのマーケティング上の貢献という面ではどういうことになるのだろう? すでにiLikeはこの戦いで有力なチャンスをつかんでいると思う。しかしすでにそれはFacebookという世界の中だけにとどまらない影響を広げてい
月曜日に私はiLikeのCEO、Ali Partoviと〔ニューヨークの〕フィフス・アベニューにある投資銀行Allen & Coの豪華なオフィスで会った。(PartoviはHerbAllen 三世と高校にの同級生という縁で、ニューヨークに出て来たときはAllenのオフィスを人と会うのに使わせてもらっている。ちなみに、階下のロビーで、誰あろうRon Conwayに出くわした。まったくどこにでも出没する人間だ。いや、閑話休題)。 PartoviはiLikeを、Facebookであると否とを問わず、アーティストが自分のプロフィールを管理するのと同時にファンと交流もできるワンストップ・ショップにしたいと望んでいる。
これを実現するために、iLikeは今日、「Universal Artist Dashboard」という機能をリリースした。音楽アーティストやレコード・レーベルはFacebookとiLike.comの双方のアーティスト・ページに加えて、iTunesとWindows Media PlayerのiLikeプラグインにポップアップする情報もこのユーティリティーから制作、管理できる。しかもiLikeはGoogleのOpenSocialプロジェクトにも加わっているので、これらのアーティスト・ページは近々MySpace、Bebo、Ning、Hi5、Orkutといった他のSNSやiGoogleウェブ・ウィジェットにもエクスポートできるようになる。あちこちのSNSでプロフィールをそれぞれ個別に管理する代わりに、アーティストは楽曲やコンサート情報やブログ記事をUniversal Artist Dashboardから1度だけアップロードすればよい。後は自動的にウェブ上のさまざまなSNSの情報が更新される。ファンから各SNSのページに残したメッセージもこのダッシュボードに集約される。
どこへでも貼り込むことができるウィジェットの威力はたいしたものだ。Partoviによると、「ネットワークの効果はいつでも最強だ。なにもかも1箇所に囲い込もうとせず、こちらから人々のいるところなら、どこへでもコンテンツを流していくことが大切。インターネット中どこへでも動画を貼って共有できるようにしたことこそ、YouTubeが大成功を収めた理由だ」という。
アヴリル・ラヴィーン(Avril Lavigne)を例にしてみよう。 所属レーベルは「http://www.facebook.com/Avril+Lavigne」にFacebook上のホームページを作れるが、まだ作っていない。しかしiLikeはここ。
http://apps.facebook.com/ilike/artist/Avril+Lavigne:
同じウィジェットで制作されたものだが、iLike.com上ではアヴリル・ラヴィーンのページはこんな具合に見える。 (これと同じようなページが、MySpace、Bebo、Hi5、他、OpenSocial加盟のあらゆるSNSに配信されるようになる点に注意されたい)。
こちらは iLikeサイドバーがiTunesでどんなふうに表示されるかというサンプル。(ベースとして利用したデータは上の例と同じ)。ユーザーの音楽ライブラリーに含まれるアーティスト情報のアップデート―最近のアヴリル・ラヴィーンのツアー情報がトップに表示されている。
Crunchbase ilike
Crunchbase Facebook
[原文へ]







コメント
Commenting Options
Create an avatar that will appear whenever you leave a comment on a Gravatar-enabled blog.