私は今日(米国時間3/4)、イスラエルのスタートアップInnovidの共同ファウンダーでCEOのZvika Netterと話す機会があった。このチームは閲覧者が自由に操作できるバーチャルアイテムをビデオの制作者が後からビデオ内に設置できるようにする新しいテクノロジーを開発中だ。
Innovid は現在までステルス・モードで運営されてきた。今回ある程度外部に情報が出ることになったのは、シリーズAラウンドで$3M(300万ドル)をGenesis Partnersから調達したからだ。(それ以前はJeff Pulverのエンジェル資金で運営)。
Innovidが提供しようとしているのは、簡単にいえば、ビデオの制作者が3Dのバーチャル・アイテムをポストプロダクションの段階でビデオ内に挿入、配置できる機能だ。この3Dオブジェクトはビデオに記録された既存の現実のシーンにできるだけ溶け込むよう、きわめてリアリスティックに表現される。しかもこのオブジェクトはビデオ内の他の通常の対象とは異なり、ユーザーはクリックその他のマウス・ジェスチャーを用いて付加された機能を呼び出すことができる。(たとえば、そのオブジェクトへの説明や外部のリソースへのリンクを含むポップアップの表示)。
いちばん端的な利用方法は、ユーザー生成ビデオに広告主の製品をオブジェクトとして落としこむことだろう。ビデオで広告収入を得たい制作者は、たとえば、清涼飲料の企業と契約して、室内のシーンでテーブルの上にその会社の製品を置くことができる。バーチャル・ドリンクはカメラの動きに対応する。カメラが左に動けば、ボトルの左側が見えてくる。これはInnovidシステムが周囲の環境を3Dで再構成し、その中にバーチャル・オブジェクトをマッピングしているために可能になる。
Innovidによって配置されたオブジェクトは、ビデオの視聴者がクリックすると説明文と共に販売している店舗の情報などがポップアップするように設定することができる。あるいは視聴者がマウスの操作で飲み物を別の場所に移したり、その他特別なエフェクトを起動するようにもできる。どういうシナリオを付与するにせよ、対話的に操作できるオブジェクトが広告の効果を高めることは間違いない。
これはバーチャル・オブジェクトなので、ビデオ制作者はターゲットとなる視聴者の種類に応じて別のオブジェクトを表示させるようにすることも可能だ。たとえば、視聴者の言語や国によって異なるタイプの飲み物が表示されるようにしたり、視聴者個人の好みに応じて異なる製品が表示されるようにしたりすることもできる。
Netterはいつこのサービス、ないしデモが公開されるのかについては明言を避けた。しかし私はバーチャル・オブジェクトを含めたビデオを見ることができた。現在のような開発の初期段階でも、非常に説得力のある画像だったといえる。3Dオブジェクトはたしかに非常にリアルに見え、周囲の映像にシームレスに溶け込んでいた。ビデオ・コンテンツを効果的に収益化する方法を模索しているオンライン・ビデオ業界としては、今後要注目のスタートアップだ。
[原文へ]
(翻訳:Namekawa, U)





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