ロンドンでスティーブ・ジョブズがiPhoneイギリス国内発売を発表した。とりあえず以下が基礎情報のまとめ。デモは予想の範囲内で、ジョブズは実にしたたかにiPhone諸機能、キャリア紹介の後、O2のCEO、Matthew Key(写真隣)とチャットして質疑応答へ…とまあ、すべてが予定通りスムーズに流れた。ひとつだけ驚いたのはO2のiPhoneのカスタマー向け通話サービスに欧州全域をカバーするWiFiネットワーク「The Cloud 」がバンドルされたこと。それとiPhoneがシームレスにWiFiのノードにシフトしてくれることかな。
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• アップルのiPhoneは英国内で11月9日発売
• O2通話サービス利用者のみ携帯フォンが買える独占契約。価格は£269で米国内価格の$399(£200相当)より高め。ユーザーは18ヶ月の通話契約に加入することが条件だ。利用料は通話プラン別に£35、£45、£55。ただしO2ネットワーク全域とThe CloudのWiFiホットスポット7500地点では月額利用“無制限”。
• 02は独立再販業者Carphone Warehouseと携帯販売で提携、イギリス全人口の90%をカバーする全国1300店舗に販売網が広まった。
• 各店舗にはiPhoneに詳しいエキスパートを配属。iPhoneカスタマー専用のケアセンターも設置する。
• O2はiPhoneのためにわざわざ今より遅いEdgeテクノロジーをネットワークに設営した(ヨーロッパはHSDPAが恋人なのに、その潮流に逆らって)。
• 3G iPhoneの動きはまだナシ。ジョブズがローンチのとき言ったように、「現時点では3Gと引き換えに[バッテリー寿命が]犠牲になるものが大きすぎる」ということだ。
• イギリス国内ではiPhoneが最速のネットワークを探し、シームレスに切りかわる(USもそうだったんじゃ?)。
• スターバックスのiTMS英国版はまだ。
• O2は通話利用者550万人。社内でまとめた調査結果ではハイバリュー顧客の80%はiPhoneを欲しがっており、他社のネットワーク利用者の40%がiPhone使えるならキャリアを変えて構わないと答えたらしい。
• フランスとドイツのiPhone契約キャリアについては発表がなかったが、まずOrangeとT-Mobileと見て間違いない。
発売の進め方で問題点はいくつかある。まずiPod Touchが発表された直後だから、イギリスのアップルファンでiPhoneの機能が欲しい人は今の携帯を捨てるより、とりあえずtouchを買って使い慣れた携帯の契約はそのまま残す可能性がある。さらにイギリスのユーザーは普通のキーボードでテキストメッセージを送るのに慣れているが、タッチスクリーンは初めてだ。T9(*1)が欧州のスタンダードなんだ。しゃべるより速くT9打てる子どもたち(いるんだ、それが)にとってiPhoneは少し練習が要るかも。どうなることやら…。
(*1)T9:単語予測型の文字入力方式。携帯電話向けの文字入力システムで、限られたキーの中で効率よく文字入力を行なうために考案された方法
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