アマゾンの動画ダウンロードサービスUnboxに足りないものは何なのか?
Erick Schonfeld
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アマゾンがNetflixとiTunesに対抗して動画ダウンロードサービスUnboxをスタートして1年半。この間同社はTiVoと提携してTVのセットトップボックスに直接映画をダウンロードできるようにしたが、それでもUnboxサービスは同社の事業に目立った貢献を果たしてないようで、最近の四半期決算報告では一言の言及もなくスルーされてしまった。アマゾンがUnboxをヒットに仕立てる追加機能の検討に乗り出した背景には、そんなこともあるんだろう。
同社は今、Unboxカスタマーを対象にサービス満足度のオンラインアンケートを実施している。中には改善策10を挙げ「Amazon Unboxサービス利用数を改善の可能性が最も大きい」ものはどれか選ばせる質問も。選択肢を見ると広告入り無料ストリーミング配信からHBO風の動画サブスクリプションサービス、HD並みの高品位動画、普通のDVD購入ごとにデジタルコピーをバンドルする展開などアイディアがいろいろ並んでいる。
HD動画は誰でも思いつきそうだが、有料サブスクリプションは前に一度試して失敗している。この中では広告入り無料ストリーミング配信が一番ラディカルなコンセプトだろう。ただし問題は経済的にペイするかどうかで、特に新リリースなんかは難しそうだ。
バンドルは僕個人は視聴者のダブりが否めない気がする(PCやTiVoのストリーミングで一度見ちゃったら、同じ動画のDVDがどうして要る?)。 インスタント動画ストリームは良さげだが、これもクオリティーが消費者ごとにマチマチという問題がある。本当はユーザーが自分のインターネットやホームエンターテイメントの設備構成に応じてダウンロード、ストリーミング、物理的DVDの中から選べるのが一番なのだが。そうこうするうち時間が経てば純正のデジタル配信も郵送ほど面倒でなくなるだろうし、それにつれ消費者も完全なデジタルに移行していくだろう。
ここにある選択肢の多くは、既に動画ダウンロードやストリーミングのサイトでやっている二番煎じ…という問題もあるね。デジタル動画サービス普及拡大の前には、1)テレビに動画を取り込めるようにする、2)ダウンロード所要時間の短縮化&動画クオリティーの改善を図る、3)ブロックバスターの店頭に足を運んだりNetflixにただ注文するよりもっと簡単な方法を実現する(Netflixでは購読サービスの一環で同社独自の無制限動画ストリーミングが使える)という障壁が立ちはだかっている。
アマゾンが検討中のサービス全リストは以下の通り。アマゾンが採用すべきものはどれだろう?下に各項目の解説も並べておくので、お気軽に投票にご参加ください。
広告付き無料動画ストリーミング – 映画やTV番組をオンラインでネット専用ブラウザ内で視聴できる機能。動画視聴は無料だが、広告が挿入される。
DVDに焼く - 購入した映画・TV番組のダウンロードをDVDにバーンしてDVDプレーヤーで再生できるようにする機能。動画をDVDに焼き付けるにはパソコン上で特別なDVDバーナーにアクセスし、特殊タイプのDVDを使う必要があるかもしれない。
DVD & インスタントストリーム - Amazon.comでDVDを購入すると、同じタイトルの動画ストリーミングが受信できるので、DVD到着を待つまでの間も瞬時に再生して映像が楽しめる。利用料はDVD購入価格に込み。
ハイディフィニション(HD)動画 - ハイディフィニション(HD)の映画・TV番組を購入・視聴できる機能。
DVD & デジタルコピー - Amazon.comでDVD購入の際、小額余分に出すだけで永久保存版のデジタルコピーを自分のメディアライブラリに置ける。
ヒット映画購読サービス – ハリウッドの人気トップのタイトルはじめ一定数の動画を月極め料金で視聴できるサービス。あらゆる映画が視聴可能とは限らないが、大部分の有料映画専門チャンネル(例:HBOやShowtime、Starzほか)並みの品揃えはカバーする。
動画付録 - 購入・レンタルした映画の“付録”(つまりDVDのおまけ)を選んで視聴できる機能。
広告抜き有料動画ストリーミング - Unboxで映画・TV番組を購入すると、自分のパソコンやTiVoにダウンロードしなくても直ちにネット専用ブラウザでCM抜きの状態で視聴できる機能。
インディー映画購読サービス – 一定数のインディー映画を月極め料金で視聴できるサービス。
TiVoでUnboxメディアライブラリをブラウズできる機能 – TiVoのユーザーインターフェイス(UI)上で購入済みUnbox動画すべてにアクセスできる機能
[原文へ]
(翻訳:satomi)
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