VOIPプロバイダのJAJAHが今日(米国時間5/9)、シリーズCで$20M(2千万ドル)の資金調達を完了した。投資はIntelのベンチャーキャピタル部門Intel Capitalがリードした。同社の過去エンントリはこちら。
調達交渉では、Intelが自社の製品ディーラー、OEM顧客・ディベロッパー、ならびにIntelが抱える幅広い範囲のVOIP特許へのアクセスをJAJAHに提供することも盛り込まれた。
本日の発表に先駆けてJAJAHのCEO、Trevor Healyに取材した折には、JAJAHがどうIntelの特許を使うのか、その用途に関する具体的な話は取れなかったものの、同社が望んでいる方向への1歩前進であることは明らかだった。
Healyは特許のことには一切触れなかったが、新たな契約がどう同社にプラスになるか、$20M(2千万ドル)が口座に入る以外にどういったメリットがあるかについて語ってくれた。Intelのインサイダーにアクセスできることにより、JAJAHは自社が手掛けるIntel Chipsの現モデルと、将来発売が予定されるモデルについても最適化が今以上に可能になる。
今契約ではJAJAHのモバイル技術への注力も支援する方向で固まっている。既存のプラットフォームからコンピューター、モバイル、WiFi技術が合体した「ウルトラモバイルPC」まで、JAJAHは顧客が選ぶVOIPのトッププロバイダになりたいと考えている。きっとIntelとの契約はこの目標達成の支えになるに違いない。
Skypeについては、リンゴとリンゴを比べるのは良くない、とコメントを極力控えているようだ。 ここで前にも書いたように、JAJAHのVOIPサービスはポイント・トゥ・ポイントのサービスであり、電話のかけ手と受け手を各自の地上電話回線か携帯電話回線で結ぶので他社のVOIPプロバイダのようにソフトの電話回線は通さなくていい。JAJAHは自分たちのことを“Skypeの2.0バージョン”、“Voice 2.0”と呼んでいる。
実際、Healyへの取材でもJAJAHの通話を使ったけど、オーストラリア-米国間の通話状態はスカイプアウトより格段に良かった。あまりに素晴らしいのでMike Arringtonも“キラーVOIPプロダクト”と呼んで憚らない。僕も彼らさえ“Voice 2.0”という呼び方をやめると約束してくれるのなら、おそらく使うことになると思うのだが。
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