あの音楽をJigg(投票)しよう
by Michael Arrington on 2007年1月19日

iJiggは新しい、目にやさしいデザインの音楽サイトで、数日前にローンチした。

このサイトはDiggの音楽版だが、プラスFlashを利用したさまざまな機能がある。ユーザーがJiggした楽曲は、人気順にトップページに掲載される。曲はまたウェブページにエンベッドしたり(下に人気曲をエンベッドしてみた)、lコメントをつけたり、曲をブラウズするためにタグづけしたりできる。人気曲最近投稿された曲のページもある。

音楽発見型サービスとしてよく出来ていると思う。Digg方式で、多数のユーザーの投票によって人気のある曲が上位に表示されるのは、曲の選別方法として有効だ。他でも好意的な批評がされている。


しかし同時にこのDigg方式は不正やスパムの標的になりやすい。ローンチ後わずか数日で、すでにiJiggも不正対抗策を取らざるをえなくなっている。Diggの場合でわかるように、スパムを抑圧して投票の価値を維持する努力は、ずっと続く戦いである。

iJiggのもう一つの問題は、ユーザーが音楽を手にする方法が全くないことだ。つまりダウンロードなし、音楽購入へのリンクなしで、パソコン上でなら一日中でもFlashプレイヤーで聞いていることができるが、iPodに落とすことはできない。(注釈:現在は投稿者が音楽をアップロードする際、リスナーにダウンロードを可能とさせるオプションがある。)

こういった点にこのサービスの限界があるかもしれず、この種のインディー音楽を対象とするスタートアップはどれも最終的には700万のバンドのプロフィールを掲載しているMySpace Musicと競争しなければならないので、ほんのわずかの欠点でも致命傷となりかねない。2006年の12月に、MySpace Musicには1620万のユニーク訪問者、4億7500万ページビューがあった。これではどうしてもMySpace Musicに目が吸いつけられてしまう。

結局のところ、私はやはりAmie Street (われわれの記事)のモデルがインディー音楽には最適だと思う。ユーザーは楽曲を DRMなしでダウンロードできる。曲は当初無料から始まり、ダウンロード数が増えるに従って料金が少しずつ上がっていく。うんと人気のある曲で50セントを越えるぐらいになる。スパムしようにも、このダウンロード料金を支払わなければならないから、不正の入り込む余地はずっと少なくなる。iJiggよりもAmie Street方式の方が人気投票システムとしてもっと純粋だと思う。しかもこちらは曲をiPodに落とすことができる。人気のDRMなしダウンロードサイトのeMusicが、そのうち、Amie Street方式を採用しても不思議はないと思う。もしかすると他のサイトも採用するかもしれない。

[原文へ]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/mog-launches-embeddable-mp3-player/ TechCrunch Japanese アーカイブ » MOG、エンベッドできるMP3プレイヤーをローンチ

    [...] MOGは音楽好きのためのすぐれたソーシャルネットワーク、ブログのサイトだが、どういうものかわれわれがカバーする機会がなかった。ちょっぴりLast.fm(英語版記事) (日本語版記事)に似ているし、iLikeにも似ているが、他の要素もある。従来のMOGサービスはユーザーのパソコン(Windows、Mac)にダウンロードするソフトウェアを中心に組み立てられている。 iLikeと同じように、MOGはユーザーが聴く音楽を全て記録する。ただしiLikeがiTunesだけをモニタするのに対し、MOGはユーザーがパソコンまたはiPodで聴く音楽全てをモニタしようと試みる。それぞれのユーザーは自分のMOGページを持つ。(例は「Death Cab for Cutie」のBen Gibbardのページ) 。そこに聴いている音楽が表示され、他のユーザーがコメントをつけたりできる。(普通のSNS機能)。MOGはまたユーザーの聴く音楽の傾向を他のユーザーと比較、ユーザーが好みそうな音楽を推薦したりする。個々のアルバムと曲にも固有のMOGページが作られ、購入のためのリンクが表示される。今朝(米国時間1/18)、MOGには新しい機能が追加された。これはエンベッド可能なFlashによる音楽プレイヤーで、MOGは最近紹介したiJiggにも似ることになった。新しいプレイヤーでは、ミュージシャン、ファンともに数行のコードを貼るだけでMOBページに曲をアップロードし、WEB全体に公開できる。曲のタグはAmazonとiTunesでの購入にリンクしており、これによってMOGに新たな収入をもたらす。しかし、新しいプレイヤーには新しい制限がついてくる。プレイヤーは一時に1曲しか再生できない。またMOGに曲をアップロードする際には必ずテキストでコメントをつけることが必要とされる。新しいプレイヤーは1曲しか再生できないが、早送り、巻き戻しはできる。しかしプレイリスト機能がないのはやはり失望だ。これがそのウィジェットをエンベッドしたところ。mog.comMore about this songShare 新しいプレイヤーは、明らかに、MySpace MusicやmyStrands、last.fmその他のメジャーな音楽コミュニティーに対抗していこうとする試みだ。MOGのファウンダー、David Hymanの心に秘めた戦いなのであろう。彼はユーザーの相互作用、特にアーティストとファンの相互作用がこのサイトが主な目的とするものだと述べている。MOGは曲とアーティストの大きなデータベースを有しており、Gracenoteの波形照合及びテキスト照合技術を利用して ユーザーがかけている曲をデータベースから自動的に探し出す。MOGはユーザーをリアルタイムでモニタして、ユーザーの音楽ライブラリやお気に入りの曲リストをアップデートする。それぞれの曲には30秒のサンプルが作られ、訪問者は誰でも聞くことができる。楽曲のアップデート、ブログ投稿、その他のウィジェットはドラグ&ドロップできるAjaxを利用した窓として表示される。友達にセリーヌ・ディオンを聴いていることを知られたくない場合、ユーザーは手動で個別に窓を編集し、自由にアイテムを追加したり、削除したりできる。MOGは2万のユーザー、月間20万のユニーク訪問者があるとしている。またプライベートな資金調達で$1.4M(140万ドル)を集めている。小さなサイトにしてはビッグネームバンドをいくつも参加させることに成功しているのは立派。[原文へ] Mog [...]

  • とおりすがり

    >iJiggのもう一つの問題は、ユーザーが音楽を手にする方法が全くないことだ。つまりダウンロードなし、(略)iPodに落とすことはできない。

    現在では投稿者がMP3ファイルのダウンロードを可能にするかどうか選択できるようになっています。グーグル検索ではこのページが上位に出てきますし、記述の修正や注釈の付加をされた方が良いのではないでしょうか。

  • TechCrunch 日本語版編集部

    とおりすがりさま、
    注釈を追加いたしました。ご丁寧に、ご指摘頂きどうもありがとうございました。今後ともどうぞよろしくおねがいします。