[jp] 日本の日常を海外に販売する。FlutterScapeは日用品に新しい価値を与える。
by Takeshi Hirano on 2010年3月4日

旅行中、海外の何気ない日用品に心を奪われたことはないだろうか?カラフルなジェリービーンズにデカいアイス、ポップな食器に毒々しいカラーリングの胃薬。どれもこれもその国の人にしてみれば日常だが、異国の人から見れば新鮮に映ることも多い。

今年1月にローンチした日本のスタートアップ、FlutterScapeはそんなシンプルな感動を大切に、日本の商品を世界に販売するマーケットプレイスを立ち上げた。

「アメリカに行ったとき、たまたま見つけた面白いチョコレートがあったんです。これ、友達に見せたら面白いだろうなって。でも、ちょうどその時通りかかった家族がまったく見向きもしなくって。その時、ああ、と。」国が違えば商品の価値や感動が大きく変化する。身をもってそのことを体験したCEOの柿山氏は、日本に戻ってこのサービスを立ち上げることになる。ちなみに彼は現役の大学生だ。

サイト自体は極めてオーソドックスだ。日本に在住の外国人(勿論日本人でもかまわない)がセラーとして商品をサイトに登録、海外にいる友人やその他多数の人に対して販売をする。買いたい人(バイヤー)はサイト上でリクエストを出して配送してもらう。

ーつまり、通常のマーケットプレイスと何ら変わりはない。支払いに一旦FlutterScape側で確認を取るフローを取り入れて、詐欺などの事故が起こらないようにしている。しかし、安全性もこの分野の事業者であれば当然のこと。

彼らがユニークなのは商品を通じたコミュニケーションの考え方だ。彼らが「商品を通じておこなう、国境を超えた人と人とのコミュニケーションが面白くて仕方がない」と語るように、ここでの商品の価値は価格ではなく、友人やセラーとのコミュニケーションによるところが大きい。インターフェースも大量に販売することよりもひとつひとつを魅力的に、まるで異国の店員(といっても相手は英語だが)とお話しながらショッピングできるように設計されている。

ここで重要なのがソーシャルへの展開だ。彼らはどのようにしてコミュニケーションに広がりを持たせようとしているのか、実際にfacebook connectを使った部分を説明してもらった。

サイトを見てみると実に楽しい。いつもコンビニで購入するドリンクやキャラクターグッズがズラリと並び、ところどころでその商品についてコミュニケーションが発生している。中にはちょっと考えられないような高価な価格で販売されているものもある。

そもそも海外の商品を売買するサービスはEbayを始めとしてAmazonTaobao、はたまたCraigslistなど、規模も手法も様々。共通しているのは巨人がズラリと並ぶ熟成の進んだ市場であるということ。ここに参加するには、こういった視点の切り替えが必要ということだろう。

ビジネスについては商品の売上手数料と基本手数料をもらう仕組みだ。売上手数料のパーセンテージはレベルに応じて上下する。ローンチして1ヶ月となる時点でセラーが約500人、商品点数1500点、商品総額1,000万円程度。対応している国は31ヶ国になるそうだ。

ローンチしたばかりで機能としてチグハグしているところ、特にコンセプト部分のコミュニケーション機能が二つに分かれているのはいただけないが、現在も開発は進んでいるということなので早々に解消されるだろう。これからのサイトの成長を注目したい。

  • anonymous

    ポルノまがいの商品を扱うのはやめて欲しいです。海外の人に紹介できません。

  • http://flutterscape.com Takehiro Kakiyama

    コメントありがとうございます。当社といたしましては、ウェブサイト利用規約にて規定している禁制品に該当する商品およびコンテンツは削除させていただいております。また、お客様に、これは禁制品ではないか、と報告していただいた商品・コンテンツに関しましても当社の判断で削除させていただいております。

  • 名無し

    >>anonymous
    >>Takehiro Kakiyama
    そういう排他的な考え、細かい区別は良くない。
    ポルノにだって単純なAVは敬遠されるべき対象があるが、文化的な価値としてのポルノがあるだろう。やはり日本は世界有数の変態国家と認識されるフシがある。猥褻であろうと笑いを誘ったり、エロさの完成度が高かったりする日本固有の商品は外人にとって価値が高いのでぜひともマーケットに流すべきである。

  • とおりすがり

    エロはスタートアップには荷が重いよ。

  • ひふみ

    会社のスタンスとしておおっぴらにできないのはなんとなく理解できるけれど、
    初期段階では確固たる収益が挙げられる分野でしょう。ポルノは。
    マーケットも大きいしね。

  • anonymous

    認識が弱い人がいるようですが、海外において「チャイルドポルノ」は犯罪です。

    少なくとも、「ポルノ」、「チャイルドポルノ」と解釈され得る商品を扱うのであれば、海外の人に私は紹介はしませんよ。

    ゾーニングも無く、単に収益が上げられるから良しとするのであれば、そういうスタンスの企業として認識します。

    厳しい物言いかもしれませんが、それが「グローバルスタンダード」です。

    日本のオタクは「Hentai」なのです。

  • kigoyama

    ま、このサービスの中心は文化の違いで生まれる感動を楽しみましょうってところなので、エロはそもそも論外だよね。買いたきゃ別のサービスで買えって。

    >日本のオタクは「Hentai」なのです。
    Hahaha!!

  • 気流

    日本語版サイト制作の予定はありますか?
    英語が苦手なもんで。。。

  • http://jp.techcrunch.com/archives/jp-20101118-socia-commerce-flutterscape-got-renewal-their-web-site/ 無料ポスターで釣って毎月30ドルを巻き上げるTatto Mediaの詐欺行為

    [...] 開始当初500人ほどだったセラーは3倍の1500人、バイヤーは5万人にまで増えた。サイトの詳細については以前の記事を参照頂きたい。(ちなみにCEOの柿山丈博氏は今年3月で無事大学を卒業したそう!) [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/jp-20111122-flutterscape-got-renewal-their-site/ [jp] FlutterScapeが真のソーシャルコマースを目指してサイトをリニューアル

    [...] 開始当初500人ほどだったセラーは3倍の1500人、バイヤーは5万人にまで増えた。サイトの詳細については以前の記事を参照頂きたい。(ちなみにCEOの柿山丈博氏は今年3月で無事大学を卒業したそう!) [...]

  • http://www.facebook.com/people/Hiroyuki-Kobayashi/590168707 Hiroyuki Kobayashi

    interesting, but merchandizing is not enough

  • http://twitter.com/KurosawaTomoki TOMOKI KUROSAWA

    商品の価値は価格ではなく、友人やセラーとのコミュニケーションによるところが大きいっていうのが上野のアメ横みたいな感じがするw 商品自体の魅力ではなく、人と人との関係性から商品の魅力が生まれてくるという仕組みがソーシャルコマースのよさだと思います!今後も注目していきたいと思います。

  • http://twitter.com/tubukoDX Yuki

    おぉ。面白い。日本では当たり前に買えるけれど、海外では珍しいものって結構あるな。デコ弁グッズとか、レンゲスプーンとか、洗濯機でブラを洗う時のケースとか、ジェルネイルグッズとか、日本は面白い商品多い気がするー。