[jp]NAVERが「まとめ」をリニューアル――作成者のキュレーション活動を加速
by Ryuichi Nishida on 2010年10月15日

検索サービスのNAVERの中心サービスがNAVERまとめにあるのは誰もが知るところだろう。以前にも記事にしたが、これはソーシャルフィルターの役目を果たしている。どういうことかといえば、NAVER検索のインデックス作成の部分をNAVERまとめが担っているということだ。つまり、インデックスの作成を、まとめという人力で集めてきた情報に一部頼っているというわけだ。

たとえば、NAVERの画像検索にはNAVERまとめで集められた情報が使われていて、有名人などの画像はまとめに集約されているので、人が目で見て良いと感じる画像が検索結果として返されるようになっている。

とはいえ、NAVERでの実際の利用は検索よりもNAVERまとめのほうが中心になっている。そこでさらにそれを加速させるために、NAVERは本日NAVERまとめをリニューアルした。

NAVERまとめは閲覧者は多いが実際にはまだまだ情報整理する人たちが少ないのだという。美術館や博物館で展示物を集めて展示する人をキュレーター(curator)というが、NAVERまとめでまとめを作成するユーザーをキュレーターにみたてて、キュレーターにフォーカスがあたるようにしている。情報を作るという行為も労力がいることだが、ある一定のテーマに沿って情報を集めて整理する行為、すなわちキュレーションもセンスや労力を伴なう。インターネットの膨大な情報を整理するひとも新しいクリエイターとしてNAVERまとめを使わせようということだ。

具体的な、リニューアルはトップページの変更などもあるが、まとめを作りやすく管理画面を設計しなおしたところと、作成者のプロフィールが大きく見えるようにフォーカスしたことだろう。また、作成したまとめを自分のブログに張り付けられる機能なども用意された。より、まとめ作成者のモチベーションをあげようとしているのが見える。

11月にはNAVERまとめのキュレーター活動に対して、広告などで得た収益を作成者に還元するプログラムを提供することも考えているという。

インターネット上の膨大な情報をどう整理するかは、情報を受取る個人にとっても、検索エンジンにとっても大きなテーマとなっている。ソーシャルサービスとして、Twitterのように情報がフローで流れていくのではなく、ストック型の情報整理としてNAVERまとめのようなサービスが、どこまで有効に働くのかはとても興味深いことだ。

作成者のプロフィールが右上に大きく表示され(上画面)たり、管理画面が変更されたりしている。

  • http://twitter.com/topcruz nintama

    見た目すっきり見易くおしゃれ、人気出るかも

  • http://jp.techcrunch.com/archives/jp20101111naver-matome-insentive-program/ [jp]NAVERまとめのインセンティブプログラムがスタート

    [...] NAVERまとめのいいところは自らコンテンツを作れなくても、コンテンツを集めてくるセンスさえあれば、それが1つのコンテンツになるということを証明しているところだろう。先日はリニューアルを果たして、その甲斐もあってか先月末にはNAVER全体で月間1.2億ページビューとなったらしい(実際には検索で連携したライブドアの影響もあるようだが)。そして今日、NAVERはかねてアナウンスのあったまとめのインセンティブプログラムをスタートさせた。 [...]