
昨年、KPCBを中心にAmazonやFacebookやZyngaなどが関わるソーシャル周りのスタートアップに投資する2億5,000万ドルのsFundが設立されているのを覚えているかな? 最近はソーシャル性を持ったスタートアップが次々と登場してきているが、日本でもその動きを加速させるかもしれないファンドが出てきた(とはいえ規模は小さいのだが)。
GMOグループのベンチャーキャピタルであるGMO VenturePartnersは今日「Social Ad & Commerce Technology Fund」というソーシャル関連の投資ファンドを立ち上げたと発表した。これは、ソーシャルといってもFacebookをプラットフォームとしたその上、あるいはその周辺で、広告だったりECだったり、いわばソーシャルゲーム以外の事業に投資をするファンドなのだと、同社ジェネラルパートナーの村松竜氏は話してくれた(名前のとおりだが)。
昨年まではソーシャルゲームやソーシャルコマース(グルーポンクローンといったほうがいいのか)一辺倒だった国内のスタートアップ事情だが、今年はソーシャル性を持ちながら、軸足の違うコマースや広告といったBtoBのサービス手がけるスタートアップも少しずつ登場してくるのだろう。
このファンドの1号投資案件も決まっている。Facebook向けにショッピングカートを簡単に開設できるという「SocialGateway」を手がけるアラタナがそれで、宮崎市にオフィスを構えるスタートアップだ。SocialGatewayの事例としては、たとえば通販化粧品のライス・フォースがあるのだという。この分野のサービスにはPayvementといったサービスがあるが、いままでは英語でしか使えなかった。
Soacila Ad & Commer Technology Fundのサイズは設立時は5,700万円で、GMO VenturePartners以外にはGMOのグループ会社が出資をしているが、他社からの申し出があれば、ファンド自体は数億円(上限は20億円)のサイズまでにしていきたいという。
Facebookの日本での隆盛がやってくることを見越して、コマースを中心としたビジネスの展開のために設立したのだと考えられるが、GMO VenturePartnersではFacebook周りのコンサルティングなどを手がける桜丘製作所に投資しているを関連会社で運営していることも付記しておこう。
