グリー、時価総額でDeNAを抜く
by Ryuichi Nishida on 2011年9月8日

いつかはこういう日が来るんじゃないかと思っていたけれど、それが今日だった。グリーの時価総額がDeNAを抜いた。グリーの時価総額が本日のマーケットの終値ベースで5,986億2900万円に対して、同じくDeNAは5,904億600万円だった。ほんの1カ月ほど前までは両社は2,000億円ほど近くの市場の開きがあったが、ここ直近のグリーの株価上昇で逆転となった。

もちろん、今回の話は時価総額であって売上や利益が並んだというわけではない。ましてや株価の変動は必ずしも企業の実態を表しているわけではないし、同じビジネスをしながら両社の株価収益率は異なっている。この直近の四半期ベースでは、2011年の4月から6月ではグリーは売上210億9,300万円で営業利益は97億8,900万円。一方のDeNAは売上346億4,900万円、営業利益は158億900万円で、利益ベースでみてもまだ1.5倍以上の差はある。もちろん、DeNAにはいわゆるソーシャル事業以外の収益も含まれているので、同じビジネスでの比較ではないが、企業としてみればこれぐらいの差はまだある。

ただ、直近の値上がりなども含めて、国内のインターネット市場で最も注目されているのはこの2社であることは間違いない。よく知られているようにこの会社はライバル関係にあり、いや、そうだからこそ同じ土俵で競争しながら、成長し続けているのだと思う。

読者の中にはどうでもよい、そう思う人もいるかもしれない。実際そんなコメントがつくこともある。しかし、積極的な人材採用やエンジニアの給与の高騰だって、テレビやモバイルでの広告費だって、彼らが得たお金が大きく市場に流れることで変えている。もちろん、ビジネスパートナーであるゲーム業界(ちょうどCEDECや東京ゲームショウの時期で賑わっている)やインターネット市場にも彼らの影響は色濃く出ているはずである。

また昨今では、海外市場での展開も注目に値することだ。グリーは米国、中国、韓国、シンガポール、イギリス、オランダ、ブラジルに支社をもちDeNAも北米、中国、シンガポール、オランダ、スウェーデンなどに拠点を持つ。もちろんZyngaのようなソーシャルゲーム企業の動きも見ながらなのだろうが、少なからずとも、2社のどちらか一方は他方を意識していることだろう。楽天のような企業もあるが、積極的に海外でサービスを仕掛けているインターネット企業は数少ない。そういう意味で、今後もグリーとDeNAの動きは大きな意味を持つ。

今回のことで言えば、株式市場は両社を互角に見ているということなのかもしれない。ただ、上記に述べている海外での展開はまだ両社ともに結果は出ていない。この秋には少しずつ数字も見えてくるだろうが、ビジネスとして評価できる結果が見えてくるのは来年以降の話だろう。さてそのときに両社はどれぐらいの規模感になっているのだろうか。

両社は2005年2月にDeNAがマザーズに上場し、2008年12月にグリーも同じくマザーズに上場している。そして2007年12月にDeNAが2010年6月にグリーが東証一部に市場を変更している。

【追記】
2009年中にグリーがDeNAの時価総額を上回っていた期間があったことを追記しておく。およそ1年半ぶりの逆転結果となる。

  • http://www.facebook.com/people/Shinichiro-Kimoto/100002238229176 Shinichiro Kimoto

    これは結構ビッグニュース

  • http://twitter.com/masahirok_jp 川合 雅寛

    うーん。

  • http://www.facebook.com/people/Tetsuya-Matsuzaki/100002107535249 Tetsuya Matsuzaki

    ふーん
    株式の流動率もだいぶ違うんじゃなかったけ?
    創業者が大量の株を持っているのは同じでも、割合が相当違うし
    残りの流動株が少なければ値段は高くなる傾向がある。
    (欲しい人がいて数が少なければってこと、昔株式操作でライブドアが大金を産み出していたね)

  • http://www.facebook.com/people/Tetsuya-Matsuzaki/100002107535249 Tetsuya Matsuzaki

    ふーん
    株式の流動率もだいぶ違うんじゃなかったけ?
    創業者が大量の株を持っているのは同じでも、割合が相当違うし
    残りの流動株が少なければ値段は高くなる傾向がある。
    (欲しい人がいて数が少なければってこと、昔株式操作でライブドアが大金を産み出していたね)

  • http://www.facebook.com/people/Tetsuya-Matsuzaki/100002107535249 Tetsuya Matsuzaki

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    創業者が大量の株を持っているのは同じでも、割合が相当違うし
    残りの流動株が少なければ値段は高くなる傾向がある。
    (欲しい人がいて数が少なければってこと、昔株式操作でライブドアが大金を産み出していたね)

  • http://www.facebook.com/people/Tetsuya-Matsuzaki/100002107535249 Tetsuya Matsuzaki

    ふーん
    株式の流動率もだいぶ違うんじゃなかったけ?
    創業者が大量の株を持っているのは同じでも、割合が相当違うし
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    (欲しい人がいて数が少なければってこと、昔株式操作でライブドアが大金を産み出していたね)

  • http://twitter.com/mtakasurf MASAKAZU TAKAHASHI

    あくまで一時的だけどサプライズ。ちなみに今日の終値ベースで両社は103位、104位、資生堂やNECよりも高い。

  • http://twitter.com/mtakasurf MASAKAZU TAKAHASHI

    あくまで一時的だけどサプライズ。ちなみに今日の終値ベースで両社は103位、104位、資生堂やNECよりも高い。

  • ゲスト

    スマートフォン戦略ではGreeの方がいい方向に進んでいる
    という評価だろう。ngmocoの破格の買収は失敗じゃないだろうか?ngcoreも他のライブラリと比較して魅力的とはいえないし・・・デベロッパーから見ると、Unityのライセンス契約を結んでopenfeintを買収したGreeの方が魅力的だ。mobageはhtml5のエンジンをGreeよりも早く開発又は買収して、巻き返しを図ってほしい。

  • ゲスト

    スマートフォン戦略ではGreeの方がいい方向に進んでいる
    という評価だろう。ngmocoの破格の買収は失敗じゃないだろうか?ngcoreも他のライブラリと比較して魅力的とはいえないし・・・デベロッパーから見ると、Unityのライセンス契約を結んでopenfeintを買収したGreeの方が魅力的だ。mobageはhtml5のエンジンをGreeよりも早く開発又は買収して、巻き返しを図ってほしい。

  • http://twitter.com/blanketjp ブランケット販売ツイッター店

    任天堂は2008年が天井で、株価が7万円から1万5千まで急降下。
    この3年間の急降下は何を示すのか?

    Denaの南場さんがゲームソフト会社を批判して以来、「あの業界」について分析するのを控えているが、グリーが今年のゲームショーに大規模出展する。時価総額の事より、やはり「あの業界」の世代交代の方が気になる。
    任天堂が苦戦しているのは、グリーの好業績のコインの表裏の関係とも言える。

    ただし、このモデルは全体の1割のユーザーが、全体の収益の8割を担っているビジネス。
    いったんバブルが弾けると、一気に収益モデルが崩壊する可能性もある。

    1年後。
    ジンガと対決しているのは、どちらなんだろう?

  • http://twitter.com/blanketjp ブランケット販売ツイッター店

    検索したらさっそく、グリーの田中さんが登場し、南場さんに続いて、痛いニュースで叩かれていて、ワロタw。