iPhoneアプリダウンロードランキング急上昇とTwitterの口コミの関係は5割
by Ryuichi Nishida on 2011年9月15日

ちょうど一年前に紹介をしたiOSアプリの市場分析ツールを提供するクエリー・アイが新たな発表をした。なんでもiPhoneアプリでダウンロード数のランキングが急上昇したアプリの影には、アプリに関するTwitterのつぶやきが関係していることが判明したのそうだ。そりゃそうだろうという気もしないが、数字で見てみるとそれはそれで興味深い。

今回の調査は今年の1月1日から3月19日に日本のiPhoneアプリ有料総合ランキング300以上に登場した1235のタイトルが対象となっている。そして、急上昇を6時間内にランキングで60位以上上昇したもの――たとえば、256位から196位に上昇、といったようなもの――と定義している。そして急上昇の傾向としてTwitterとの関係性がどうなっているのかを表したものが下のグラフだ(実際には複雑な数値解析に基づいている)。

このグラフからランキング急上昇とTwitterのつぶやきの連動性が認められる傾向が50パーセント、ランキングのみ急上昇している傾向が37パーセント、ランキングは急上昇していないが、Twitterのつぶやきが大きかったものが7パーセントとなっている。

このためiPhoenアプリのランキングが急上昇するのにTwitterが大きく関わっているというのだ。もちろん、Twitterに流れる情報にはメディアへの掲載なども含まれているので、誰かの個人的なつぶやきが広がるというよりも、オンラインメディアや有力なブログでの紹介がって、それがリツイートされるというのが多いのではないかとクエリー・アイ代表取締役の水野政司氏は話してくれた。

ランキングの急上昇だけおこって、Twitterにその情報が流れていないのは、広告などの短期的な大量投入なのではないかとと水野氏はいう。一方、Twitterでは口コミが起きているのに、アプリのダウンロードが広がらないのはネガティブなコメントが流れているのではないかと分析する。

最近のiPhoneアプリの傾向では、リリース後、有力なオンラインメディアに取り上げられて、それがTwitterで情報が広まり、結果的に短時間でダウンロード数のランキングが上昇するのだそうだ。いや、これは昔から変わってないのかもしれないが、特にiPhoneアプリではこの傾向が顕著で、広告の大量投入よりも、メディアでの掲載のほうがランキングの上昇は起こりやすいんだそうだ。特に上位にランクされると、AppStoreのランキングに表示されるだけでなく、いろんなメディアやブログパーツなどでランキング情報が表示されるようになるので、上位にいる期間が長くなる。

では、有力メディアはどこかといえば、AppBankmeet-iのような古くからある専門のサイトもアプリによってはTwitterでバズを生み出す傾向があるが、最近の注目株はiPhone女史なんだそうだ。というのもかつてはギーク向けのアプリがうけていたが、最近では女性だったり一般の人が使ったりするアプリが人気になる傾向があり、そういう意味で女性向けのサイトが受けているのではないかといことだ。一方、彼らの調査によれば米国ではTechCrunchやEngadget(いずれもAOLのメディアだ)、そしてMashableが影響力があるメディアだという。

今回の発表はiPhoneアプリのみだったが、Androidではどうなっているんだろう。今年に入ってクエリー・アイではAndroidアプリの分析にも対応したのだそうだが、水野氏の答えは、まだiPhoneのようなTwitterや有力メディアとの連動性のある傾向がはっきり見えてきてはないんだそうだ。それは、Andoirdでは直接アプリのダウンロード先にリンクができるようになってからまだ時間がたってないことに加えて、アプリのダウンロードによるアフィリエイトもないので、Androidに積極的なメディアが少ないことなんかが理由として考えられるとのことだった。

今回の調査はダウンロードランキングとTwitterとの連動性のみに着目しているけれど、ほかのソーシャルメディアとの連動性も知りたいところだが、現時点では対応してないとのことだ。

なお、クエリー・アイのスマートフォンアプリのマーケティング分析ツール、QuerySeeker Analyzeは今日からTwitterでTweetされたアプリのランキンぐとスマートフォンアプリに関してTweetされたメディアのランキングを表示できるようになった。そして外部アプリケーションと連動させるためのAPIも公開している。

  • http://twitter.com/blanketjp ブランケット販売ツイッター店

    マスメディアが「ネット嫌い」になる証拠。
    大金出すより、バス効果の方が良いなんて、自己否定につながるから言えない。

    ただ。
    これから「バスのマス対応」が出来、そのノウハウを蓄積して、それを提供する所は伸びる。
    ECであれば、楽天市場であり、小さければモニプラさんをお薦めします。

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  • http://twitter.com/nishida Ryuichi Nishida

    たぶん、でもこの中には、テレビのようなマスメディアで話題になってTwitterで流れたといったものもあるのだと思いますよ。結局、バズが起きるためには商品力もないといけないし、マスメディアのパワーもあったほうがいいとは思います。

    そもそもこの調査ではTwitterしか調べられてないということもあります。

  • http://twitter.com/blanketjp ブランケット販売ツイッター店

    そっか。
    確かに。
    湯川さんのブログの広告にも、テレビ朝日とスマートフォンのアイデアが出来る人募集とかある。
    マスメディアと良い関係を築けるのも、これからの大切なノウハウなんだ。
    敵対関係ばかりでは、幼稚すぎるのか。