KickApps、V3.0でNingの領域に進出
by Mark Hendrickson on 2008年2月1日

KickAppsが、最新のバージョン3.0に数々の新機能を追加して本日公開する。改善点の全貌は同社の正式リリース文(後半部分にまとめがある)を見てほしい。

このアップグレードは、大きく上級パブリッシャー向けのものと、初心者向けのものに分けられる。APIデベロッパーキットは、少し前にわれわれが紹介したが、今回のリリースの一部ということになっていて、KickAppsアーキテクチャーを直接アクセスできることによって、高度な技術を持つ人たちにアピールするに違いない。強化されたネットワーク状況レポートも、オンラインコミュニティーの「パフォーマンス」を監視しなければならない上級ユーザーにアピールするだろう。

一方では、ローテクユーザーがKickAppsを使ってソーシャルネットワークを作るための新ツールができた。プレスリリースによると、「フル機能のソーシャルメディアコミュニティーが、誰にでも数分のうちに作れます」ということだ。これは、厳密には、KickAppsでは以前から常にそうだったのだが、これまではHTMLとCSSのスキルのない人には、魅力的で押し着せでないサイトを作るのは容易ではなかった。

今度はサイトのテーマを選べるようになったほか、WYSIWYGサイトスタイラーという、サイトの上でクリックするだけで外観を変えられるツールが加わった。アフィリエートセンター(KickAppsの用語で、サイトのコントロールパネルのこと)も、多少初心者向けにデザイン変更された。ユーザーがまだビデオを作ったり、フォーラムを追加したり、プロフィール写真をアップロードしたり、ということをしないでいると、コミュニティを盛り上げるために、と手順を案内してくれる。新しいFlashベースのウィジェットスタジオは、今日ベータが発表されて、まだ一般公開されていないが、こちらも一般ユーザーでも高度なウィジェットを作れるようにするものだ。

KickAppsはこれまでずっとライバルのNingと差別化するために、コンテンツパブリッシャーとメディア会社にターゲットを絞ってきた。Ningが、さまざまな興味のためのソーシャルネットワークを簡単に作りたい個人にアピールしているのに対して、KickAppsは、ソーシャルメディアを通じてコンテンツをオンラインで公開して販売する方法を模索している企業を対象にしている。KickApplsは、今回の新ツールが自社のロングテールをターゲットにしたものであって、Ningのそれではないことを強調している。つまり、小規模であっても本格的なコンテンツプロバイダーが対象だという。しかし、KickAppsがサービスを使いやすくしていけば(今回のリリースは主として使いやすくするためだ)、Ningと重なる部分は増えてきて、直接競合することになるはずだ。

CrunchBase:KickAppsNing

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/aol-on-a-bender-kickapps-may-be-next-acquisition/ TechCrunch Japanese アーカイブ » AOLバカ騒ぎ – 次の買収はKickAppsか

    [...] われわれはKickAppsを詳しく見てきた。最初が2006年7月のスタート時 で、最近ではバージョン3を出して、Ningの領域に進出し始めたときだ。2007年7月にはライバル8社とも比較した。 [...]