2007年6月21日

KickAppsは独自ドメインが使えるホワイトレーベルのSNSサービス

Duncan Riley

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Ningなど著名な新興勢力からの激しい競争に晒されながらも成長を続けるKickApps
TechCrunchがKickAppsのことを初めて紹介したのは昨年7月だが、ちょうど今週、CEOのAlex Blumと話す機会があった。彼はJumpTV元社長兼COOで、その前はAOLの製品マーケティング部門のVPを務めていた人だ。

数字だけ見たらNingには敵わない。KickAppsが抱えるソーシャルネットワーキングサイト(SNS)は3千件余り。これに対しNingsは3万件である。それでもBlum自身はKickAppのプラットフォームの方が断然優れていると信じている。

KickApps一番の違いはDNSマスキングだ。NingでSNSを作るとNingのサブドメイン(例えばhttp://newteevee.ning.com/のように)を使わなくてはいけないけども、KickAppsなら特定ドメインもそのまま使うことができる。

本当に何から何まで痒いところに手の届くサービスで、KickAppsには取りこぼしというものがない。ホワイトレーベルのサイトはプロフィール、ゲストブック、動画、 フィードなど計13機能のすべてを使い倒すことができる。バックエンドは使い方もシンプルで、尚且つスマート。動画モデレーションのオプションもアップロードした動画のみならず、スクリーンショットもたくさんついているので、それを見れば動画の中身が一目で分かる。

ウィジェットや埋め込みの対応範囲は広く、これもDNSマスキングのかかったドメインと一緒に提供してくれる。つまりユーザーはKickApps本体にリンクをはる必要はなく、埋め込みコードには常にユーザーの特定ドメインが反映される、ということだ。これは非常に細かい点だけども、KickAppsのNingとの違いがハッキリと出るポイントだろう。

KickAppsではさらにAPIを公開し、開発用キットも提供している。Blumによれば大体のサイトは既にある機能をただそのまま使っているだけだが、このAPIを自分のサイトに応用しカスタムのソリューションを提供するハイレベルなユーザーも結構多いという話。

KickAppsのサービスには2通りのフレーバー(風味)がある。要は広告の違いで、無料ユーザーはサイトに広告を掲載するかわりにKickAppsの 全機能を無料で使うことができる。単にサイトにKickAppsの広告枠を設けさえすれば自社PRもオーケー。一方の有料バージョンはCPMレートをサイトに 適用する…つまり成功してないサイトは広告収入も低レートに落ちる仕組みになっている。有料版の料金がライセンス料ベースでないのはちょっと驚きかもしれないが、 各サイトがその成功に見合った報酬が受け取れる方がウィン・ウィン(互いに得)なモデルなのではないかというのがBlumの考え。お互い自分の利益に関わると思えばこそKickAppsだって自ずから自分の収入を最大限にするよう動くし、ベストなプラットフォームとエクスペリエンスの提供を最優先にする、というのだ。

ともあれ素晴しいサービスである。パブリッシャーの立場から見ると自分の独自ドメインを残したままホワイトレーベルのサービスが使えるのは魅力だし、機能はどれも非常に使い易く設定も簡単だ。既に進行中の商談が複数あるということだが、Vibe Magazineとの事業タイアップについては本日(米国時間6/20)これから正式に発表が出るそうだ。

いくら競争が激しくてもKickAppsにはそれに負けない強さがある。今後ますますその強みを発揮できるだろう、との思いを強くした。KickAppsは、そんな周りの期待を裏切らないホワイトレーベルのソーシャルネットワーキング専用プラットフォームだ。

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