Kongregateはアルファ段階のオンラインゲーム専用サイト。ユーザーは自作のゲームをアップロードし、初プレイ料金をユーザーに課金したり、ワンクリック決済で回収したプレミアム使用料と広告収入をサイトと分割できる。同社ではホリデーシーズン終了次第、一般公開したい意向だ。共同創設者のJimとEmily Greerの二人はAクラスの匿名VCから今週末までに初期投資調達用のタームシートがもらえるのではないかと期待している。堅実なビジネスのようだし、 そういう成り行きになるのも、もっともだと思う。Jim Greerはゲーム業界10年のベテランで、この仕事の前はEAのテクニカルディレクターとして、大成功を収めたオンラインゲームのサイトPogo.comを担当していた。Kongregateのモデルは非常に面白い。幹部チームも技術で熟練度の高い玄人集団だし、アルファのサイトもとても良くできている。
サイトはユーザー主導型コンテンツがベース。Kongregateの共同創設者Jim Greerは、YouTubeのようなブランドの確立が目標、と語る(いまどき目指さないヤツなんかいるだろうか? 言い分は的を得ているが)。サイトにくる人は、そこにあるゲームが全部良質だとは端から期待していないのだが、フロントページに出る注目アイテムには良いものが揃っている、という認識がもてたら、ということらしい。
Kongregate はステータス+コミュニティによってゲーマーの信頼と忠誠を獲得することを長期の目標に掲げている。これはもっともだし、一般のゲームからKathy Sierraの“熱烈なファンの支持”まで何についても言えることだ。この目標達成のためサイトにはインラインのチャットを開設したほか、全ゲームの平均評価を追跡するメタゲームのポイント・システム、個人戦、リーグ戦も導入。サイトに貢献した人の評価ポイントとしてロイヤルティ・ポイント・システムも設けた。これで稼いだポイントはゲームで換金したり、ブリック&モルタルの広告パートナーとの取引きに使うことができる。
収入はどう分ける?
ゲーム製作者がサイトに作品を公開する場合、その目的は皆に見せびらかして誉めてもらいたい気持ちからだったりする。Kongregateは違う。収入の分け前に預かれるところが非常に魅力的だ。これが例えばライバルのNewgroundsなどでは、自分のサイトにトラフィックが誘導できるかもしれない、ということをゲーム提供者に強調するぐらいのことしかないから。
Kongregateでは、広告収入の25~50%をゲーム提供者に分配する。その比率はゲームがKongregateサイトにどこまで緊密かつ独占的に統合されたかに応じて決まる。ゲーム内のマイクロトランザクションから得た収入は実に80%がゲーム製作者の取り分だ。
こうして聞くと何から何まで良いことずくめだが、これで有力なVCからの資金の後ろ盾が得られれば鬼に金棒だ。Kongregateは一気にビジネスを伸ばすことができるだろう。今は まさに絶好のタイミング。
Second Lifeがユーザー100万人の大台に乗り、また一方ではゲームと会社を結ぶコネクションに注力したInfoworldが出るなど、ゲームは今ニッチ市場の殻を破り、一つの産業分野として急速に見直されつつある。ユーザー主導型メディアコンテンツの経済価値は今や広く誰もが認めるところ。僕も早速Kongregateのサイトでゲームを試してみたが将来もっと大勢の人がここでゲームを楽しむことになるだろう。
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「的を得ている」→「的を射ている」or「当を得ている」
失礼しましたん。