Wiktionaryの弱点改善? みんなで作るオンライン辞書Lingoz登場
Roi Carthy
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ユーザーが定義を決める辞書は、WikipediaのWiktionaryより良いのか? 有料翻訳・辞書デスクトップ専用ソフトウェアメーカーBabylonは当然そう考えているようで、それを証明するためLingozというサービスを立ち上げた。
Lingozはみんなが共同で作るオンライン辞書だ。ユーザーは用語・定義を書き込んで、投票し、コメントをつけ、役立つ用語集(グロッサリー)に用語を集めながら、辞書作りに参加できる。
Babylonは1997年ごろ創業した会社だ。これまでに世界160ヶ国以上に160万ものライセンスを販売してきた。イスラエルではそれなりに成功を収めた企業として評価されている。同社の純正ウェブ事業第1弾となるLingozでは8ヶ国語450万語からのスタートとなった。Babylonが過去10年間の事業で蓄積した定義900万語のデータベースをテコにしたい考え。今後数ヶ月でさらに42 言語に対象を拡大する。
ちょっとWiktionaryに話を戻すと、行ったり来たり切り貼りで進める編集の作業工程は百科事典的なWikipediaのエントリーではうまく機能するが、辞書の用語定義に応用してもあまりうまくいかない。辞書の場合、いくつか違うバージョンの定義がある中から投票で選ぶスタイルの方が適しているのだ。
Wiktionaryの弱点を踏まえ、Lingozではソーシャルなユーザー生成型コンテンツ(UGC)機能のきめ細かなセットを取り揃えた。用語は自分で投稿してもいいし、投稿リクエストを出してもいい。コンテンツの質はアゲ・サゲの単純な投票で評定。ユーザーは間新しい用語集(グロッサリー)を自分で考案したり、あるいは用語集立ち上げをリクエストすることもできる。用語集は文字通りいくらでも無限にテーマが思いつくものなので、もしかしたらユーザーが頻繁に寄り付くのはここかもしれない(Web 2.0用語集、60年代のハリウッド女優などなど。—Web 2.0については定義がまだサイトにないので、Web 2.0とは何なのかという定義から始めるべき?)。
Lingoz最大のライバルはAnswers.comで、皮肉なことにこれまたイスラエルの会社だ。Answers.comはまだユーザー生成型コンテンツ(UGC)を抱き込むところまで行っていない。Lingozがオンライン辞書のWikipediaになれるとしたら、おそらくいつの日かAnswers.comもそのマネーに駆け寄ることになるだろう。Lingozがグーグルのトラフィックを大量に引き寄せるとしたら尚更その可能性は高い。 Answers.comはグーグルにデフォルトの“定義”を提供しているだけに、グーグル発のトラフィックが変わるとその影響をモロに被ってしまう(例えば、最近グーグルが検索アルゴリズムを変えただけでここのトラフィックは28%も減っている)。
みなさんならopportunity(チャンス、機会)をどう定義する?
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