Loic Le Meurの新動画サイト「Seesmic」ベータ公開、徹夜のレビュー
by Michael Arrington on 2007年10月9日

あの は本当だった。 最近サンフランシスコに引っ越してきたヨーロッパの著名実業家Loic Le Meur(Six Apart元ヨーロッパ責任者)が、動画の新会社Seesmicを今朝(米国時間10/8)、利用限定のベータ版で公開した。

サービスはまだ“アルファ”な開発段階なので、今朝のところはテスト用アカウントを何ヶ所かに配るだけだが、今後数日以内にもっと招待数を増やすようなので、ご希望の方はSeesmicのトップページでただサインナップして全サービス公開を楽しみに待つと良いだろう。

私も週末さっそくテストしてみた。「また動画のスタートアップ?」と思いきや、これが結構面白くて病み付きになるのだ。
スクリーンショットと(徹夜明けの)全レビューは「続きを読む」クリックでどうぞ。

動画版Twitter

このサービスは言うなれば動画ベースのTwitterだ。それ以上と言っていい。Seesmicは、ユーザー生成型コンテンツとプロコンテンツを軸に、その周りで人が絶えずやり取りできるような非常にオープンなオンラインの動画&TVサービスになるという一大構想を掲げている。

ただしこのビジョンの実現に必要な諸機能の構築はしばらく先の話で、今はとにかく土台固めに専念している。でも、ユーザーの情報を入ってくる情報も出て行く情報もオープンにするという根幹のキーとなる基礎姿勢は最初の最初から前面に打ち出している。

今使える機能は以下の通りだ。:

Video Twitter: ユーザーは自分の専用ページを作って、ウェブカムから直接動画を作ってサイトに公開したり、他のソーシャルネットワークに投稿できる。(最後の部分については後ほど詳しく)。 しかも、大手動画共有サイトの動画もなんでもURLを追加するだけで自分のストリームに追加が可能だ。

メインの動画再生エリアの右手には、自分が追っかけてる人たちと、自分を追っかけている人たちのリストがあって(Twitterの友だちの見せ方に似ている)、 互いに追っかけ合うと晴れて「友だち(friends)」になれる仕掛け。メインの再生エリア左手は動画リストで、ビュー画面が3つ(全ユーザーの動画、友だちの動画、自分の動画)並んでいる。詳しくはスクリーンショット見てもらった方が早いだろう。

左手に並んでいるのはSeesmicにアップロードされた動画だけではなく、同社のサービスではTwitterもインデックスして、みんながTwitterに投稿した全動画リンクを検出してリストに盛り込んでいる。Le Meurが言うには、その発想は人気の動画を探すだけでなく、みんなが実際に友だちと共有したり話題にしている動画を掘り出すことにあるそうな。話題のコンテンツということなら、Twitterの動画で埋めるのが一番だ。

ソーシャルネットワークとの連動: ユーザーは本人が希望すればYouTubeやTwitterの認証情報を入力することも可能(まもなくFacebookやその他のサイトも対象となるようだ)。動画をSeesmicで作成・アップロードすると、その動画リンクは自動的にTwitterに投稿されたり、YouTubeなどにアップロードされる。さらに対象サービスを追加していけば、将来的にはユーザーが動画のアテンションを全てこのサイト一本に集中させ、そこから他のソーシャルネットワークを通して動画を配信する体制が整うのではないかと同社では期待している。

「その目指すところは、数々のプラットフォームと情報ソースに散らばっている今日のオンラインショーからベストなものが集まるサポート、ベストなものを集め、コメントし、共有するサポートをすることです」、「また別の動画サイトを構える試みではなく、YouTubeやFacebook、del.icio.us、Twitter、Skypeの成功を土台として築いていけたら」。Le Meurは今日こう話してくれた。

近日登場:

ユーザーは近いうちに、Skypeや動画をサポートする他のIM専用プラットフォームにSeesmicを’友だち’として追加も可能となり、この友だちの名前(Seesmic)をクリックして動画を録画するとSeesmicのアカウントに動画がアップロードされるようになる。

さらに優れているのは、友だちとSkypeで動画チャットしてる最中にSeesmicを友だちとして追加すると、会話が録画されてSeesmicに投稿されること。

これ以外にも今はまだ追加されていないが近日公開となる機能はいろいろあるが、ベーシックなものではユーザー専用のRSSフィード(iPhoneと互換性のあるMP4エンクロージャー)、ビデオフォンのアップロード、コメント機能(テキスト&動画)、動画評価レーティングだろうか。Le MeurはさらにJoost専用ウィジェットも出してSeesmicユーザーがJooseで視聴するものともインタラクトできるようにすると話している。

Le Meurはこれを“スタートアップの第2段階”と称している。同社のチームが構築するのは「オープンなクラウドソーシングの、コミュニティ主導のオンラインTV」。Seesmicにユーザー生成型動画が集まれば、今度はそれを素材に各種コミュニティで話題のトピックを集めて毎日放映の番組も製作できるだろう。

同社ではサンフランシスコを皮切りに、誰でも寄って動画コンテンツが作れるオープンスタジオも開設する(他の都市にも展開予定)。

全体の感想:

私の場合、レビューに必要な情報を全部取材してからも長時間サイトでぶらぶらしてると、それは好きなサイトということになる。Seesmicはどうかというと、ついつい徹夜で動画クリックし続けてしまった。レビューは何時間も前に終わっているのに。Twitterのシンプルさを兼ね備えたサービスと言えるね(逆にKyteはなんでもかんでも一度にがんばり過ぎ)。まだSeesmicを勝ち組と決めるのはもちろん早いが、動画を作る人も観る人も寄って楽しいサイトだと思う。

[原文へ]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/100-seesmic-accounts-and-a-disclosure/ TechCrunch Japanese アーカイブ » 先着100人にSeesmicのアカウント。情報開示も

    [...] 今ベータアカウントを取るのが大変なのがSeesmic。Loic Le Meurの新スタートアップで10月始めにプライベートベータに入ったサイトだ。このサービスをいちばん簡単に説明するならビデオ版Twitterで、今のところベータテスト中の300人の間では好評とのこと。Le Meurによると、メンバーの半数以上は非常にアクティブで、1日に200本のビデオが掲載されているそうだ。ベータ招待の順番待ちには5000人以上が並んでいる。が、この記事が出てすぐに読んだ人は今すぐ入れる。techcrunch@seesmic.comにメールをくれた人先着100人にペータアカウントが送られる。それ以降の人は待ち行列に入る。Le Meurの話では、ある時点からはベータユーザが他の人を招待できるようになるそうだ。それが始まったら、SeesmicをInviteShareに追加するつもりだ。情報開示:私はSeesmicの出資者になり、「TechCrunchについて」ページの情報開示も更新した。CrunchBase:seesmic[原文へ](翻訳:Nob Takahashi) seesmic [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20080724the-real-video-twitter-12secondstv-500-alpha-invites/ TechCrunch Japanese アーカイブ » 本物の動画版Twitter「12seconds.tv」(500名様ご招待)

    [...] Seesmicが動画版Twitterだと思ってる人も一部いるようだが、それは違う(投資家筋が言ってることだけどね、マイク←投資家)。 動画版Twitterの本星は12seconds.tvである。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/jp-20100311-the-history-of-twitter1/ [jp] TechCrunch Japan 翻訳記事で振り返るTwitterの歴史- 1/5

    [...] Loic Le Meurの新動画サイト「Seesmic」ベータ公開、徹夜のレビュー by Michael Arrington on 2007年10月9日 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20101226platform-dependencies/ 招かれざる客の再来:「プラットホーム依存」

    [...] 実際、「アグリゲーション」(集約サービス)分野のスタートアップの大半が、彼らのサービスを利用規約違反としたり、自社サービスの次期機能としてしまうビッグプレーヤーたちへの依存性に悩まされている。ソーシャルメディア・アグリゲーションツールのTweetDeckとSeesmicを見てみよう。TwitterやFacebookのように寛容なAPIアクセスを提供するサービスでさえ、新サービスの提供時に無意識のうちにスタートアップの権利を損ねる場合があることが明らかになってきた。Seesmicにとってそれは3番目の主軸とみられる。同社はブログのビデオ・コメント用プラットホームとしてスタートし、そこからデスクトップ・クライアントを使ったソーシャル・アグリケーションへと移行し、最近Twitterが設計変更を行うと、プラグイン(別名ロングテール)およびエンタープライズユーザー分野に参入した(最近のSalesForce.comとの提携およびプラグインの発表を参照)。このように、Twitterのような初期段階にあるプラットホームでは、SeesmicやTwweDeckといったサービスは、プラットホームにとって共生型、寄生型の中間のグレイゾーンにある。 [...]