皆さんがパーティーその他のイベントを計画しているとしよう。ゲストに情報を伝える方法にはこと欠かない。いちばん簡単で間違いないのは、ゲスト全員に一斉にメールを送ることだろう。
しかし事前にゲストがイベントについてもっと良く知れるよう、恒久的な情報提供の場所を用意したいなら、招待用のウェブページを作る必要がある。ユーザーが2005年以前に大学を卒業した世代なら、たぶんEviteを使うだろう。もっと若ければFacebook内のイベント・アプリケーションにひきつけられることになるかもしれない。
あるいは、木曜日にスタートする新しい招待サービス/SNSのMadeItを使ってもよい。このサイトは一見したところではSocializrに似ているが、(Comscoreによれば)月間670万のユニーク訪問者があり、多くが30代半ばの女性で占められているというEviteからシェアを奪い取るのが目標だ。
MadeItが Eviteに対抗する戦略は、より柔軟にカスタマイズ可能な招待ページが作れること、イベントの前から開催後まで、SNS機能によってゲストと交流を図れる機能の提供による。
招待ページ作成機能には、日時など一般的な情報の他に、背景のカスタム化、写真、ビデオクリップのエンベッド、ゲスト向け掲示板(スレッド方式でコメントが残せる)、出欠回答などのオプションなどがある。MadeItのセールスポイントは、掲示板にゲストが画像、ビデオ、その他なんでも好きなものをアップロードできることだ。この点、MySpaceに似ている ―実際、このサイト全体がデザイン的にMySpaceのユーザー層に受けそうな線を狙っている印象を受ける。イベントのプランナーは招待ページをゼロから作ることもできるし、他のユーザーが提供するさまざまなテンプレートから作ることもできる。
さらに重要な点だが、MadeItはパーティーが終わった後でもいろいろな機能を提供し続ける。招待ページは、イベントが実施された後は「アフターマス aftermath」と名前が変わり、ゲストがコメントや写真、ビデオクリップなどを投稿したり、さらにお互いにコメントをつけたりできる。通常のSNSでは、主としてもともと知った同士が交流するのに対して、MadeItではイベント後にそれまで知らなかったゲスト同士も交流できる。MadeItではこれを「友達発見システム」と名づけている。
MadeItにSNSが用意されていることで全体的に見てEviteより魅力的なサービスに仕上がっていることは間違いない。しかし私はMadeItはやはりパーティーに出遅れているのではないかと思う。現状では(誰もが認めるだろうが)、MadItがEviteからユーザーを奪い取れるとしたら、20代半ばから30代前半の層だろう。それはそれでいいのだが、この年齢層はあらゆるサービスが狙っているターゲットでもある。
Eviteユーザーの平均年齢といわれる37歳から上の層は、MadeItに多少機能上のメリットがあっても、もともとそういう多彩な機能を強く求めていないので、簡単に乗り換えはしないだろう。逆に若い層、たとえば25歳以下はどうだろうか。実はMadeItが「アフターマス」と呼ぶイベント後の交流を考えても、Facebook自体に巨大な「アフターマス」機能が備わっている。パーティーにタグづけすることで簡単にユーザー同士が写真やコメントを交換して感想を語り合える。ますます多くの人々がFacebookのエコシステムに取り込まれていくのにつれて、ユーザーの友達がすべてFacebookに加わっているという状況が増えてくる。そうなれば外部のソーシャル・サービスを使う動機はどんどん低くなってしまう。もちろんこういったことはオープンSNSが広く普及すればまったく変わってくるかもしれない。しかしそういうことが今すぐ起きるとは期待できないと思う。
しかし他のライバルと比べるとMadeItはしっかりした機能を提供している。この数ヶ月で実現する予定の携帯電話による招待機能が楽しみだ。これが開始されればライバルに一段と差をつけることができそうだ。
MadeItは過去7ヶ月にわたって開発が続けられてきた。当然お披露目パーティーが準備されている。(招待ページはここ)。下にプロモーションビデオをエンベッドした。
われわれの以前の記事、Skobee、Socializr、MyPunchBowl、Renkooを参照。
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