イベントサイトのMadeIt、SNS機能でEviteにチャレンジ
by Mark Hendrickson on 2007年10月18日

皆さんがパーティーその他のイベントを計画しているとしよう。ゲストに情報を伝える方法にはこと欠かない。いちばん簡単で間違いないのは、ゲスト全員に一斉にメールを送ることだろう。

しかし事前にゲストがイベントについてもっと良く知れるよう、恒久的な情報提供の場所を用意したいなら、招待用のウェブページを作る必要がある。ユーザーが2005年以前に大学を卒業した世代なら、たぶんEviteを使うだろう。もっと若ければFacebook内のイベント・アプリケーションにひきつけられることになるかもしれない。

あるいは、木曜日にスタートする新しい招待サービス/SNSのMadeItを使ってもよい。このサイトは一見したところではSocializrに似ているが、(Comscoreによれば)月間670万のユニーク訪問者があり、多くが30代半ばの女性で占められているというEviteからシェアを奪い取るのが目標だ。

MadeItが Eviteに対抗する戦略は、より柔軟にカスタマイズ可能な招待ページが作れること、イベントの前から開催後まで、SNS機能によってゲストと交流を図れる機能の提供による。

招待ページ作成機能には、日時など一般的な情報の他に、背景のカスタム化、写真、ビデオクリップのエンベッド、ゲスト向け掲示板(スレッド方式でコメントが残せる)、出欠回答などのオプションなどがある。MadeItのセールスポイントは、掲示板にゲストが画像、ビデオ、その他なんでも好きなものをアップロードできることだ。この点、MySpaceに似ている ―実際、このサイト全体がデザイン的にMySpaceのユーザー層に受けそうな線を狙っている印象を受ける。イベントのプランナーは招待ページをゼロから作ることもできるし、他のユーザーが提供するさまざまなテンプレートから作ることもできる。

さらに重要な点だが、MadeItはパーティーが終わった後でもいろいろな機能を提供し続ける。招待ページは、イベントが実施された後は「アフターマス aftermath」と名前が変わり、ゲストがコメントや写真、ビデオクリップなどを投稿したり、さらにお互いにコメントをつけたりできる。通常のSNSでは、主としてもともと知った同士が交流するのに対して、MadeItではイベント後にそれまで知らなかったゲスト同士も交流できる。MadeItではこれを「友達発見システム」と名づけている。

MadeItにSNSが用意されていることで全体的に見てEviteより魅力的なサービスに仕上がっていることは間違いない。しかし私はMadeItはやはりパーティーに出遅れているのではないかと思う。現状では(誰もが認めるだろうが)、MadItがEviteからユーザーを奪い取れるとしたら、20代半ばから30代前半の層だろう。それはそれでいいのだが、この年齢層はあらゆるサービスが狙っているターゲットでもある。

Eviteユーザーの平均年齢といわれる37歳から上の層は、MadeItに多少機能上のメリットがあっても、もともとそういう多彩な機能を強く求めていないので、簡単に乗り換えはしないだろう。逆に若い層、たとえば25歳以下はどうだろうか。実はMadeItが「アフターマス」と呼ぶイベント後の交流を考えても、Facebook自体に巨大な「アフターマス」機能が備わっている。パーティーにタグづけすることで簡単にユーザー同士が写真やコメントを交換して感想を語り合える。ますます多くの人々がFacebookのエコシステムに取り込まれていくのにつれて、ユーザーの友達がすべてFacebookに加わっているという状況が増えてくる。そうなれば外部のソーシャル・サービスを使う動機はどんどん低くなってしまう。もちろんこういったことはオープンSNSが広く普及すればまったく変わってくるかもしれない。しかしそういうことが今すぐ起きるとは期待できないと思う。

しかし他のライバルと比べるとMadeItはしっかりした機能を提供している。この数ヶ月で実現する予定の携帯電話による招待機能が楽しみだ。これが開始されればライバルに一段と差をつけることができそうだ。

MadeItは過去7ヶ月にわたって開発が続けられてきた。当然お披露目パーティーが準備されている。(招待ページはここ)。下にプロモーションビデオをエンベッドした。

われわれの以前の記事、SkobeeSocializrMyPunchBowlRenkooを参照。

[原文へ]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/imthere-joins-madeit-as-the-most-recent-attempts-to-crack-the-event-nut/ TechCrunch Japanese アーカイブ » IMThereが、MadeItに続いてイベントを楽しくするサービスに挑戦

    [...] イベントをベースにしたサイトでありさえすればソーシャルネットワークだと言える。どれもが、友人と交流してバーチャルやリアルの活動を調整するために作られている。「Evite」はスパム攻撃を受けながらも、オンラインイベント調整サービスの王者だ。最近のスタートアップ(enkoo、socializ、それにデッドプール入りしたSkobee)で、まともに戦えたところはない。そして、upcoming、zvents、eventfulをはじめとするイベント集約/検索エンジンにも、その分野をを支配できたところはない。つまり、キラーイベントサイトを作る余地はまだ残されている、ということでスタートアップたちは挑戦を続けている。何週間か前に、MadeItのことを書いた。この新しいサービスでは、ユーザーがイベントを作れるほか、 イベント前後のコンテンツを加えることができる。ただし、他のサービスと同じく、イベントへの招待と、参加するかどうかが中心だ。シカゴ拠点のIMThereは、私がTechnicallySpeakingで見つけたサービスで、他とはちょっと違っていてMadeItに続いて、イベントを楽しくしよういう最新スタートアップだ。IMThereは、イベントの招待状を友人に送ったり、参加を呼びかけたりすることにはあまり力を入れていない。かわりに、ユーザーはイベントをアップロードすることができて、個人的な招待(パーティー、ディナーなど)には重点を置いていない。サイトのコンテンツはコンサートやビデオゲームの発表、TVの新番組、映画の公開など、公開イベントがほとんどだ。他のユーザーは、自分のコンテンツを追加することもできて、イベントについてのコメントやイベント中の携帯写真のアップロードなどができる。こうして出来あがったコンテンツは、プライベートなディナーパーティーのものよりも、みんなにとっとずっと面白い。それに、トップレベルでのナビゲーションでは、人物、会場、アーティスト別に見ていくことができるので、友人が参加したイベントを全部見るとか、地元で行われたり、今後開かれるコンサートのことを全部知りたいとか、このアーティストの過去や未来のアルバムやコンサートを全部見る、といったことが可能だ。他に、人気や地域別にイベントを検索することもできる。こうした結果は、感動的なユーザーエクスペリエンスとなって、そこからリアルな地域コミニュティーが生まれ、そこで起きていることを中心にして交流がはじまるかもしれない。モバイルのインターフェースは非常によくできているので、ヘビーユーザーもいつでも携帯デバイスからアクセスできる。デモと概要のビデオはここで見られる。IMThereが半年後にデッドプールに入っていないという保証はないが、熱烈なファンによるコアが早くできれば、貴重な財産を手に入れることができるだろう。IMThereは、親会社のRamped Mediaにとって、初めてのプロジェクトだ。madeitへ[原文へ] eventful evite imthere madeit renkoo skobee Socializr upcoming Zvents [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20081111madeit-cant-make-it-in-invites-switches-to-online-ticketing/ MadeIT、招待サービスを諦めオンラインチケット販売に転向

    [...] われわれが一年以上前に紹介したサンフランシスコのスタートアップ、MadeITが、混み合うイベント企画・招待アプリケーション分野を離れ、同じく混み合っているオンラインチケット販売のサービスプロバイダー分野に参入する。 [...]