テル・アビブのMeeMixがベータプログラムを本日(米国時間8/1)スタートした。Pandora同様、MeeMixでは15~35歳を対象にコミュニティ系の楽曲・ネットラジオ配信サービスを行っている。ユーザーが誰でも自分の好みに合わせてパーソナライズできるような、音楽の趣味ピッタリのミュージック専用局を最小の手間で作れる、そんなサービスを目指している。
MeeMixとPandora、 Last.fmの違い、それは各ユーザーの好みの予想の手法だ。こういう予想には通常2通りのアプローチがある。:
- “生まれつきの自然(Nature)” (Pandora流)– 曲と曲の間にどれぐらいの互換性があるかをベースに意思決定。個人の好みは方程式にカウントしない。
- “栄養、環境(Nurture)”(Last.fm流) – 環境的要因をベースに意思決定。曲の互換性は方程式にカウントしない。
音楽業界における自然vs.環境論争については、 Steve Krauseが素晴らしいエントリにまとめている。
Pandora同様、MeeMixでも楽曲・アーティスト・ユーザー別から要素レベルまで検証は掘り下げている。そこからレコメンデーション用のエンジンが各ユーザーのプロフィール、楽曲セレクション、カスタムのラジオ局を作った時の行動なんかを組み合わせて分析するのだ。僕が試してみた感じでは、 MeeMixの楽曲セレクションはほぼ完璧に近かった。
MeeMixのソーシャルネットワーキング機能は種類も豊富。レビュー、感想(一般公開のユーザー投稿)、秘密(非公開のユーザー投稿)などまである。個人的に一番の注目機能は、他局の購読者とリアルタイムで一緒に同じ曲を聴けることではないかと。さらに、受け手の目立ちたがり精神を満たすため、自分の局の名前とか購読者数をTシャツにプリントすることも可能だ(これはZazzleのAPIで実現している)。
MeeMixは2006年半ば、888.com元ユーザーエクスペリエンス(UE)担当課長Gilad Shlang(CEO)が、同じく888.com元勤務でバイオ心理学の博士号を持つDr. Ricardo Tarrasch(Chief Scientist)と一緒に創設した。2人ともアルゴリズム予測をベースにUEやコミュニティを創出し、活用する分野にかけては豊かな実績を持っている。会社の運営資金はエンジェル複数が出資した。現在従業員9名。チームにはICQの元開発のトップ、音楽学者、コミュニティとSEOのスペシャリストも加わっている。
同社のビジネスモデルは現在アルバム売上げがベースだが、将来は業種を楽曲、着メロ、広告などまで拡大していきたい意向。アルゴリズムの魔法はまだ表に見えない部分も多いので、今から1、2年後、自社エンジンのライセンシングがMeeMixの事業の柱になっていたとしても、不思議はない。
目下チームではコミュニティの生態を学んで、サービス規模と(ウェブ専用ウィジェット、Facebook専用アプリなど)応用範囲の拡大に注力中だ。
MeeMixを試してみよう
本誌ではMeeMixプライベートベータ版のご利用に先着1000名をご招待できる。応募はこちら。編集部より:8/2 AM8:40時点で、ベータ版登録はまだ可能でした。
本稿はゲスト寄稿者のRoi Carthyがまとめた。Carthyはイスラエルでスタートアップのコンサルタントを行っている。今後TechCrunchのイスラエルのスタートアップ関連ニュースは彼が担当する。
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