for the Cisco Technology CenterのNetworked Virtual EnvironmentsでChief Architectを務めるChristian Renaudは、バーチャルワールドを対象にした新しい追跡サービス「Metaverse Market Index(MMI)」をスタート。来週、「Virtual Worlds Fall」で発表する。
MMIは、複数にわたるバーチャル・ワールドを定義、データを追跡する非営利団体として設立予定。
課題点はシンプルだ。バーチャル・ワールドにおいては、ユーザーがどの程度アクティブに参加しているのか、経済的な活動はどのようなものかといったことに関して信頼でき、また比較対象となるデータが存在しない。そのため、企業にとって「時間と資金をどのバーチャル・ワールドに費やすべきか」を決断するのが困難なのが現状だ。
MMIは、Metaversed.comのNick Wilson、コーネル大学のRobert Bloomfieldによって設立され、産学両方からのアドバイザーやスポンサーとチームを組む。そして、各プラットフォームのユーザーアクティビティ、エコノミー、テクノロジーについての統計データベース構築を進める予定。MMIでは、オンライン・ワールドへの投資が豊かな情報に基づいたものになるように促進すると共に、「また、その一方で、プラットフォーム間での移植を可能にする共通のテクノロジーに対する急速なコンバージェンスを認識する機会をディベロッパーに対し提供」するとしている。
データ収集は主要3分野に重点を置く。まず、「User Engagement(ユーザーの参加の度合い)」。カスタマーやビジネスパートナーへのリーチにビジネスがどのように成功するかを計測する上で鍵を握る。次に「Economy(エコノミー)」。各バーチャル・ワールドにおいての経済活動をとらえるための一連の対策を指す。そして、「Technology(テクノロジー)」は、ディベロッパーたちにとって規格化と相互運用性を見つけ出す機会となるように目配りしながら、バーチャル・ワールドの技術的な属性として重要な項目リスト作成に重点を置く。
MMIの最初のステップは、鍵となるデータ発見に向けて、アドバイザーと協力しつつ作業を進めることだ。2008年1月、初期段階において鍵となるデータ分野に基づいたツール開発について明らかにされるだろう。その後、規格とデータ収集についての発表があるはずだ。
興味深いステップだし、現在すでにバーチャル・ワールドに進出している企業、あるいは、今後の進出を検討している企業にとって、利用価値のあるしっかりした土台となるようなデータ構築に向けての包括的な取り組みだ。Motion Picture Association of Americaとは違い、バーチャル・ワールドを対象にしており、企業にとらわれず、理論上、関係者全てにとって良い活動になる、と断言している。来年のデータ資料発表を楽しみに待ちたい。
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