Wiredの外部編集委員Fred VogelsteinはMicrosoftが契約しているPR会社Waggener Edstromからたいへん興味ある、しかしそのつもりでなくて送付されてきたメールを受け取った。メールの内容はWaggener社の内部資料で、Vogelsteinの取材を受ける場合の対処法を細かく書いたものだった。
VogelsteinはWiredのブログでこの件について「ジャーナリストとして、これ以上願ってもないもうけ物の経験」と書いている。問題の文書の全文はPDF形式でこちらからダウンロードできる。
たしかにこれは「もうけ物」だ。シングルスペースで全13ページの文書で、どのようにVogelsteinに対処すべきかをまとめてある。たとえば、
- Fred(Vogelstein)は自分の意見をはっきりさせるまでに多少時間がかかる。辛抱強く待つこと。
- Fredの質問は予期どおりのもので、驚かされることはなかった。(テープ起こし添付)
- われわれは取材を切り上げてそろそろ記事を書き始めたらどうかと示唆した。
- 彼は特に問題のないところに緊張関係を探し出そうとする。われわれはこの点では断固していなければならない。〔Microsoftの社内ビデオブログ〕Channel 9と10についてサポートを続けていくというトップからの方針をまったく誤解の余地のない表現で伝えるべきだ。
- 巧妙
- トラブルをほじくり出そうとする
- 最近Wiredの記者は、Vista対応のグラフィックカードの仕様やSoapboxに厳重なDRMをかけてあることの不便さなどを批判してMicrosoftの立場に疑念を投げかけている。
- WiredはRobert Scobleの2006年7月の退社を扱った記事で、「マイクロソフトの顔」が失われ「空白」が残されたと書いている。
- 彼が現在何を考えているのかもう一度慎重に読み取り、今回の記事に関していっさい不意打ちを食わないようさらに最後の詰めを行うこと。
Waggener Edstrom社の社長Frank Shawの反応はここに。Wiredの編集局長Chris Andersonの論評はここ。
私は今回の件で別に恐ろしがりも、驚きもしていない。Waggener Edstrom社はMicrosoftに言われた仕事をしていただけ―要するにプレスへの対処法をアドバイスしていただけだ。その際に相手のジャーナリストに関するメモを作成するのにどこも悪いことはない。
しかし、実は私にはひとつ希望がある。Frank Shawによると「こんなことは別に大したことじゃない」 (という意味に私は彼のコメントを解釈したが)のだそうだから、私にも私についてのファイルを送ってもらえないだろうか? 近くMix07カンファレンスのキーノートで〔チーフ ソフトウェア アーキテクト〕Ray Ozzieといっしょになる予定なので、私についての参考資料という参考資料があると助かる。ひょっとしていかなる場合でもWikipediaについて触れてはいけない*)とか書いてあるかな?![]()
*) Microsoftの社員が意見の対立が発端となってWikipediaのTechCrunchの項目を「荒らした」事件を指している。
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