外敵が門に攻め寄る中、Officeの金庫を護るマイクロソフト
Michael Arrington
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外敵が門をふさぎ、新たな軍勢も遠くから攻め寄る中、天守閣には護衛の人っ子ひとりいない。Microsoft Office兵力はみな門を護るのでなく、旧製品を新ブランドで別の梱包に詰め、新製品と称して再発売しようとしている。
2005年のOffice Live発表と似ていて紛らわしいんだが、マイクロソフトが今日(米国時間10/1)「Office Live Workspace」という新サービスを発表し、クライアント・ソフトウェアこそが未来であり、オンラインはクライアントの操作性を高めるだけのものだという同社のスタンスを再表明した。
旧Office Liveはサイト、メール、Office文書の共有とコラボレーション、サードパーティーの各種サービスを提供するオンラインサービスだったが、これを新名称「Office Live Small Businesses」に改めた。新Office Liveでは、Office文書共有・コラボレーションが可能(マイクロソフトがホストするシェアポイント)だが、ユーザーはこれまで通り高価で重いクライアントベースのソフトが必須。
新サービス試験利用の申し込みはこちら。マイクロソフトがサービスを披露し次第、新規利用が受理となる。サイトではオンライン文書用に容量250 MBのストーレッジが使えるほか、Office文書をスキャン、アップロード、共有し、友だち・同僚にメールで文書閲覧案内も流せる。新規文書の作成はオンラインではできない。編集はオンラインでできるのか、閲覧でサイトに来た人はコメントが残せるだけなのか、その辺は100%ハッキリとは分からない。
グーグルはじめOffice対抗勢力は今朝きっと安堵のため息をついたことだろう。これはマイクロソフトが10年以上昔にNetscapeにしたような、競争に終止符を打つ決定打ではなさそうだ。
マイクロソフトはGoogle Docsの本当の威力がまだ分かっていない。簡単で、文書作成もすんなりでき、コラボレーションも可能、ブラウザからのアクセスも可能。マイクロソフトが本気で恐れをなして正当な対抗策を打つまでにあと2年はかかりそうだ。それまでは小手先のことをいじくり回して過ごすのだろう。マイクロソフトは競争の激しい新技術が破壊的なのに気づかず、老いゆくOfficeスイートからの膨大な収入のみ専念する、そんな昔ながらの落とし穴にはまっている。
Google DocsはOfficeの壁を切り崩しにかかっている。マイクロソフトは反撃もしない。なんとムカつくことだ。実際マイクロソフトさえリングに上がったら、いい勝負なのに。
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