2006年9月6日

MingleNowがトップユーザーを実生活でもVIP待遇に

Marshall Kirkpatrick

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「場所」をベースにしたソーシャルネットワーキング・サイトMingleNowが、オフの実生活で役に立つインセンティブをオンラインのユーザーに提供する。インキュベーター(ベンチャーが軌道に乗るまでの出資者)は広告代理店のBlueLithium。 今月末の一般公開に向け、MingleNowはユーザー数限定のベータ版公開を来週早々にも行う。これは僕も長らく待ち望んでいた成果だし、ユーザーにどこまで受け入れてもらえるかどうか結果が気になるところ。一般ユーザーに参加したいと思わせるようなリアルのイベントやインセンティブが企画できれば、この試みは成功するだろう。例えばMySpaceのトップユーザーが土曜の夜どこに出掛けるか。これを世界に向け発信したら、大勢の人がその場所に詰めかけるだろう。

他のソーシャルネットワークは“人”を中心に据えるが、MingleNowのフォーカスは”場所”だ。バーとか、人の集まる場所。 MingleNowが当初ページ開設を予定しているロケーションは90万近く。ユーザーには各ロケーションに関する写真や訪問記をアップロードするよう協力を呼びかけていくほか、全カスタマイズ可能なプロフィールページも用意した。イベントプロモーターとして活用できるサービスの実現、それが MingleNowの目標だ。友だちをサイトに連れてきた人や、写真、記事、レビューを投稿してくれたユーザーにはオフで割引に使えるポイントや公開前の イベント告知、厳選イベントに対するVIP優待券など各種プレゼントを謹呈する。サービスは米国各地の人の集まる主要拠点で今週キックオフとなる。

オンとオフをドッキングさせた事業展開は最近益々盛んになってきた。GoogleのクーポンからCellfirePartystrands(人が大勢集まる場所で行うソーシャル・ミュージック・レコメンデーションのサービス)まである。

MingleNowは個人用カレンダーを提供し、アクセスのパーミッションを段階的に設定できるようにした。ユーザーはパーミッションの程度に応じ他のユーザーが今後どこで何を誰とする予定なのか見ることができる。ラウンチ段階ではGCalとICal間でのインポートとエキスポートが可能だ。その次段階ではOutlookとのシンクロ機能も追加したい方針だという。同社は社外の各種サービスと提携の上、イベントのコーディネイトに役立つモバイル接続 やグループSMS、音声メッセージなど各種機能を提供していく。

サイトはクライテリア・人名・場所によってタグ検索が可能。これには、公共のイベントを少し不毛にしパッケージ化している部分もある。もし友だちと何かイベントをコーディネイトする前に僕個人のプロフィールや嗜好によりタグを入念にチェックしてくれるほうが僕個人は好むのだが、オンデマンドが急速に浸透している今の世の中では、そういったサービスがツボな人も多いだろう。 MySpaceでは人が集まる場所のスコアの方がずっと機能的にできている。それがMingleNowではロケーション別ページというわけだ。

これ以外の機能としてはサイト全体にRSSフィードと地図、おすすめ機能を装備した。

取材ではOpenIDや、SNS全体のデータをインポート&エクスポートが可能な手法について随分食い下がって聞いてみた。またサイロ(注:家畜飼料などの貯蔵庫の意)のように閉ざされたようなサービスが生まれるのではないかと疑ったわけだが、この問題に関しては同社も話し合いと実験の最中だという話だった。いずれ明らかになることだろう。

SNSは確かに山とあるが、半分埋まった膨大なデータベース、リアルのインセンティブ、モバイル接続、この全てをスタート段階で兼ね備えているサービスというのは興味深い。MingleNowが質の高いイベントとインセンティブを実現できれば参入の壁は高くないだろう。他で蓄えたものをユーザーが持ち込んでくれるかもしれない。くたびれかけた市場に新風が舞い込むことを期待したい。

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