Minti、ユーザー生成コンテンツ世代の子育てアドバイス
by Duncan Riley on 2007年9月25日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

Mintiは、ユーザー間で、子育てに関するアドバイスを相互に提供するサイト。同様のサービスに良くありがちな、「自分が一番良く知っている」というタイプの人から、その他全員に対してアドバイスを提供するスタイルではない。その代わり、各ユーザーがそれぞれ自分たちのストーリーや経験を共有するというものだ。

Michael Arringtonが2006年3月に書いた初期のレビューにあるように、Minti全体のコンセプト全体は、目新しいものでは無い。サービスそのものは、 「BabyCentre(子供が生まれた際に、よくアクセスしたものだ)」のようなアドバイスサイトとフォーラムサイトの中間にあるようなサイトだ。

ユーザーによる相互交流の重みをはかる

Mintiは、Refurberなどにも利用されている、Vibe Capital(Mintiの主要株主でもある)所有のカスタムCMS「Vibe Engine」を利用している。

Mintiにおいて、コメント、投票、タグ付けそれにアドバイス提供などを行うアクティブな登録ユーザー数は20,000を超える(アクティブユーザーではないカジュアルビジター数のトラフィックは7ケタ台)。母乳保育などを例にとってみよう。Minti内でこの話題に関する投稿は多々ある。しかし、Mintiが各投稿記事についてどのように重要度を決定するかが、同サイトの使いやすさと(その他類似サービスとの)差別化についての鍵を握る。

minti1.png「Vibe Engine」は、投稿ストーリーに対しての投票数の重みを多数の要因によって決定する。誰でも投票できるが、登録ユーザーでないビジターの一票は、登録ユーザーの一票と同じ重みを持っていると見なされない。ユーザーはMintiでの活動内容レベルによって、10種類のカテゴリーに分類される。各レベルとも、アクティブなユーザーによる一票は、アクティブではないユーザーによるものに比べて、より重みを持つように設定されている。これら全ては、バックエンドレベルのことであり、ユーザーに対して明かにされていないことは注目されるべきだろう。もっとも、あるレベルにおいて、ユーザーは合理的なスタンダードにそぐわないと見られる投稿についてレビューや削除を求めることができるなど、特別な特権を与えられる。また、より高レベルのユーザーたちは、レビュー/削除決定について投票可能。一般ユーザーが決定権を有するという真の意味での配信管理モデルを実現。

全体的にみて、ユーザーによる評価付けというかたちで、多量の情報をフィルターにかけることにより、読者全員に対し、よりアクセスしやすいかたちで情報提供していると言えるだろう。


真心を込めて

方向性を築くために、ユーザー生成コンテンツを利用するサイト、というのを少々疑わしく思うこともある。特に、ユーザー生成コンテンツとしてスタートしたサイトが、これらの投稿コンテンツから多大な利益を得ようとする場合だ。まるで、まずサイトを構築してから食い物にし、方向性をひっくり返す、というようなメンタリティはWeb 2.0の世界ではよく見られる。Minti制作において、RachelとClay Cook(Mintiのファウンダー達)が、まず「自分でも利用するようなサイト」、そして、より重要な点としては「他の人たちの助けになるようなサイト」の制作をなし得たという点に私は感心させられた。二人は、幼い子供を持つ親(私の息子とほぼ同年齢)として、私と同様にネットを利用して必要な情報を見つけようとして同じ不満に直面した。一般的に、あるトピックについての情報を探す場合、複数の意見を求めるはずだ。それでいて、多数のサービスは(あるトピックについて)ほんの限られた数の視点を提供する。Mintiでは、他サイトで見られるようなアドバイスというよりはお説教というものではなく、実体験による知識とアドバイスを提供、子育てについてのあらゆるトピックについてのワンストップ・ショップを目指している。

ファウンダー達がおそらく予測しなかったことといえば(ある意味で同サイトが持つ)Mintiのソーシャルネットワーキング的な要素についてだろう。全く見知らぬ他人同士が、Mintiを通じて知り合い、重大な危機に直面した際にお互いをサポートし合い、オンラインの友人関係をオフラインにまで広げたという驚くべき内容のストーリーを聞いた。プライバシーの問題から、この点についてはこれ以上話せないが、他のスタートアップ企業から聞いたことの無い話だ。Mintiは、フレンドリーなアドバイスなどを含む会話がお互いの接点となる伝統的なコミュニティに似たコミュニティ重視のサイトと成った。オンラインで過ごす時間が増え、面と向かって会話をするというオフラインでの関係形成に費やす時間がより少なくなる時代、Mintiは子供を持つ親がお互いに接点を持ち、昔ながらの雰囲気を持ったコミュニティを再現する場を提供している。

実際に利用してみたいと思うだろうか?

実際に利用してみるというのが、どんなサイトにとっても最大のテストとなるだろう。同サイトが子供を持つ親を対象にしているのは明らかで、万人向けのサイトではない。多様な意見を素早く簡単に知ることができる、そして、(ユーザーによって)フィルターにかけられ、評価を受けたものである点を私は気に入っている。また、投稿コンテンツの下にコメント欄が設けられている。これは、ブログに見られる最大の長所の一つ(を同サイトに利用したもの)で、該当アドバイスについて他者の意見がすぐ分かるようになっている。関連記事や外部サイトへのリンクにより、ユーザーは関連トピックについてより多様な意見に簡単にアクセス可能だ。同サイトでのタグ機能は驚く程、うまく機能している。もし、もう一人子供に恵まれたら(初めはそのプロセスが大切なのだろうが…それ以降は大して大切ではない)、Mintiに飛びついただろうと思う。もしMintiが、私の妻が苦しんだひどいつわりの治療法さえ提供していたらノーベル賞ものだと言うところだ。

MintiのライバルにはMaya’s Mom(BabyCentreによって$7M、700万ドルで買収されている)そしてMothers Clickなど。

minti2.png

[原文へ]

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