僕たちが9月に取り上げたローンチ前のウェブモニタリングサービス「Monitior110」は、シリーズCにおける資金$11M(1100万ドル)を既存の投資家と新しく入った投資家から調達したことを月曜日に発表。同社は3年間の開発を経て、来年(2007年)始めにも一般購読の提供を開始予定。これまでの資金調達は合計$20 M(2000万ドル)になる。
現在、5000万にのぼるサイトから情報を収集、レリバンシー(関連性)を分析、そしてほぼリアルタイムに近いペースでカスタマーにアラートを送信。ブログ、ディープWeb(大規模なバックエンドデータベースが動的なコンテンツを生成するウェブサイト。通常検索エンジンにインデックス化できない情報)、それに静的ウェブの更新を中心とする。専門性の高い評価は重要な機密情報源だ。Draper Fisher Jurvetsonが今ラウンドでの資金調達をリード、Ron Conwayが最も人目を引く新投資家。投資家からの資金はこれまでにほんの少ししか費やしていない、と同社はいう。投資マーケットでのベテラン、AIギークのDavid J. LeinweberもMonitor110の顧問会に加わった。
同社PresidentであるRoger Ehrenbergは、「先週では、10以下のクライアントが実際の動作環境で当ソフトウェアを利用している」と僕に昨日(米国時間10/29)話してくれた。多数のクライアントが名前を長々と順番待ちリストに連ねており、1月にはヘッジファンドの数を20にまで増加させるつもりだとも述べた。彼はまた、ヘッジファンドをターゲットにしているのは、(サービス対象層が)迅速な行動が求められており、それにツールとデータへの対価を支払うのに乗り気なことからだとも言った。サービス料金はまだ明かにされていないが、EhrenbergはBloombergよりも高価になるだろうと僕に言ってくるのではないだろうか。同社は個々のトレーダーをターゲットにし、大規模な流通に乗り出す計画は無く、カスタマーと実際にやり取りする時間を大切にして、迅速な対応を取るための方法を確立した いという。
サービス内容が、他の類似サービスとよく似ていて未だ一般公開もされていない会社にどうしてそんなに興奮してるのかって? RSSの明敏さとそれを利用することで可能になるあらゆる可能性についてが一点。潤沢な資金を利用し、ユーザーのリッチな情報市場をバーティカルなものにするために3年の歳月をかけて開発された自動化RSSストラテジーを想像してみてほしい。情報源の幅広さ、それにレポートのスピードがMonitor110を(他 サービスと比較して)優れたものにしている、とEhrenbergは言う。
システム(による情報)が(意図的に)操作されないように予防することにMonitor110が苦心したのは明かだ。ファーストステップとして、権限を判断するのに人気度以外の判 断材料を用いた。ブログやソーシャルメディアは同サービスが求める最新情報の情報源の一つに過ぎない。情報操作はしばし ば憂慮する要因にあげられるが、疑問含みの分析というのは軽々しく取り扱うべきような簡単な仕事でない。
Ehrenbergに「ハイエンド、RSSを機動力とするマーケットモニタリングツールはまだ時期尚早ではないだろうか」と尋ねてみた。ヘッジファンド業 界における見込み客との会話からは、RSSが何かという知識はほぼないに等しいものの、簡単な説明だけですぐ真剣に興味を持つようになる、と答えが返ってき た。彼はRSSが利用可能になる以前、90年代初めに同規模のプロジェクトが試されたが、コストは法外なものだったと指摘した。
幅広く非伝統的な情報源に注目したために情報過多になり早まった決断を下す、という結果に本サービスは終わってしまうのだろうか。過多な情報量は、うまく出来たUIと受 けとる情報源を整理することで防げるだろう。しかし、データが急速に入ってきた際に、抜け目なく処理するのはユーザーによる所だ。データを使って熟考することこそが資産価値であるという考えを持っているがために、フレッシュでレリバンスの高い情報を素早く入手するために対価を支払わない人たちは、おそらくどの競争の激しい分野においても過 ちを冒していることになるだろう。スピードがものをいう業界にいる人にとって、非伝統的な性質の情報源は強みであって、問題ではない。
もちろん、本サービスはまだ市場参入していないし、ひどい失敗を見ることになるかもしれない。が、最新のテク ノロジー(最も重視するべきものはRSS)を駆使している点や、特に同社の持つ勢いの大きさを考えると、とても失敗するとは考えられない。多数の人で ないにしても、ある人たちは新興のソーシャルメディアを使ったリアルタイムリサーチを確実にものにするだろうと思う。
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Ajaxテクノロジーを上手く利用したものでは??と思います。