SMSを利用して検索内容に対する結果を受け取るサービスMozesは、シリーズAラウンドにおいてNorwest Venture PartnersそれにNorth Bridge Venture Partnersから$5M(500万ドル)を調達したと今朝(米国時間2/21)発表。SMS関連サービスは僕たちがもっとも頻繁に取り上げている分野。その中でもMozesはその賢明なアプローチで際立っている。2005年にPalo Altoを拠点に設立された同社は、消費者対象のSMS関連サービスを提供するものとしては、僕の見てきた中で、もっとも洗練された機能一式を備えているといってもいいだろう。
ユーザーはキーワードをテキストメッセージで66937(Mozes)へ送信、そのキーワードのオーナーが答えとして設定したメッセージを受信する。任意のトピックについてのニュースアップデートに加え、オーナーは着信メロディの送信それに投票を実施することもできる。最初のキーワード登録は無料。それ以降のキーワードは月額5ドル。現在、利用例としては、バンドがファンからのアップデートリクエストを受け取れるように設定しているというのが多数を占めるが、この他の利用方法も他にいろいろある。僕は、トライしてみてから知ったのだが、Gabe Riveraは「gossip(ゴシップ)」というキーワードを獲得、自身のmemetrackerでゴシップを追跡するWeSmirchの最新ヘッドラインを送信している。ユーザーはMozesウェブサイトにアクセス、自分の電話番号を入力することで、送信者からのリンクと共に最近受信したメッセージをチェックすることができる。
これ以外にも多数のSMS利用の活用方法がある。ユーザーは、どんな内容の質問でもMozesに送信し、友だちリストに掲載されているユーザー達はGoogle Talk IMを通じ、質問に答えるということも可能だ。ユーザーは自分宛にメモを送信することもできる。Mozesのオンラインアカウントにメモを保存するには「.n」をメッセージのはじめに入力する(例えば「.n ヘアスタイルがかっこいい、ボーカルの人」)。MySpaceとFacebookのユーザープロフィールへのリンクは、ソーシャルネットワークの名前に続き、ユーザー名を入力するだけで保存される。Amazonアフィリエイトでの書籍へのリンクは、「book」そしてISBNナンバーをテキストメッセージで送信すると保存される。こうすることで、もし、バーなどで、誰かから本をおすすめされた時にでも、その本のISBN番号を保存し、推薦者のFacebookプロフィールへリンクすれば、誰がおすすめしてくれたか忘れないだろう!
オーケー、多分この例はあまり現実的ではないかもしれない。しかし、このストーリーの要点というのは、Mozesはユーザーがテキストメッセージを送信する豊富な機会を創出するという点だ。SMSサービス利用の一般的なビジネスモデルは、サービス宛に送られた個々のメッセージに課金されるSMS料金の一部を通信事業者から受け取るというもの。
「メッセージを送信して答えを受け取る」というこのモデルは、SMS関連のサービスを提供するTextMarksのモデルに比べ、気に障ることも少ないかわり、サービスに、はまってしまう可能性も少ないように聞こえる。TextMarksについては先週こちらで取り上げた。とても賢明なアプローチだと思う。ひとつ気になる課題は、メッセージがキーワードによるものになっており、価値の高いキーワード(短くて覚えやすいもの)は、まぎれもなく、不足しているということ。「Mozes」という名前は、これまで、幅広く受け入れられ人気のあった「411(番号案内)」、「0(オペレーター呼び出し)」などの、その他のアクセスポイントに比べるととても長い。長々しい名前に、さらに長いキーワードを加えるとなると、サービスを継続的に利用するには煩わしくなるかもしれない。もし、[現実的にみて]利用可能なキーワードが資源不足だとしたらそれはまた問題だろう。
機能性、市場へのアプローチ、それに利益化に直結化した方法といい、Mozesはまるで貨幣を造幣する機械のように思える。とても小さな金額単位での話だが。
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