ソーシャル・メディア・アグリゲーターのMultiplyは地味だが国際的に成長中だ。内部資料によると、今や月間ユニーク訪問者1050万人を数え、2006年のトラフィックの3倍になっている。Comscoreの最近の数字では9月に1250万のユニーク訪問者があった。
このサービスはいわば「メタSNS」で、ユーザーは多数のソーシャル・サービス(写真、ビデオ、ブログ)からコンテンツを収集して共有できる。 Voxと比較して紹介したわれわれの記事を参照。ユーザーは毎日125万の写真、1万6千のビデオ、5万5千のブログ記事を投稿している。しかしアメリカを本拠にした企業であるにもかかわらず登録ユーザー、トラフィックとも大部分は国外から来る。
フィリピンはその中でも特に多数のユーザーを獲得した地域だ。Alexaによれば、Multiplyはフィリピンで第5位のサイトで、月間200万以上のユニーク訪問者がある。われわれは以前このサイトのトラフィックの39%はフィリピンから来ていると報じたことがあった。このサービスがフィリピン最大の放送ネットワークの一つ、ABS-CBNと複数年の広告契約を結んだというニュースも驚くにはあたらない。ABS-CBNは67のテレビ局、19のラジオ局、30のウェブサイトを傘下に持ち、フィリピン人口の97%にテレビ放送を提供している。今回の契約で、ABS-CBN InteractiveはフィリピンにおいてMultiplyのために広告と携帯サービスを販売し、収入を折半する。
往々にしてアメリカのメディアはないがしろにしがちだが、国外市場の重要性をあらためて浮き彫りにするものだ。FriendsterやOrkutのようなサービスはアメリカではぱっとしないが、国外で多くのユーザーを獲得している。インターネットというグローバルな世界では、国外市場は将来ますます重要性を増してくるはずだ。リサーチ会社のDatamonitor Plcによると、今年末にはアジアは世界のSNSユーザーの35%を占める。ちなみに28%がヨーロッパ、中東、アフリカ、25%が北アメリカ、12%がカリブとラテンアメリカで占められている。スタートアップが大きく成長したいなら、国際的になることが大切だ。
Crunchbase Multiply
Crunchbase Friendster
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(翻訳:Namekawa, U)




