ここ何ヵ月間かMyLiveSearchを叩き続けてきた。このスタートアップは、初のリアルタイム検索エンジンを作ると約束している。文字どおり検索するそばから検索結果をインデックスしていくのだという。
5月のこと、この無名のスタートアップが「Googleが目を離せない存在」(証拠は何ひとつない)としてオーストラリアのメディアで大きく取り上げられたのがすべての始まりだった。WebProNewsはこのサービスを「革命的」だと言ったが、ファウンダーのひとりと電話で話しただけで、実際にテストはしていなかった。1995年風デザインをひけらかすこの会社は、派手にうたっていた6月のローンチ予定日にも間に合わなかった。こうしたハイプが積み重なった結果、激しい攻撃の的となったのだった。
そして今週の水曜(米国時間8/29)、ついにスタートの運びとなり、われわれは先週末テストする機会を得た。この会社がGoogleを検索王の地位から蹴落とす可能性があるとは思えないものの、リアルタイム検索の分野に旋風を起こしていることはたしかだ。また、ユーザーのパソコン上ですべて実行するという、検索アプローチはユニークなものだ。
まず、実はMyLiveSearchはウェブのインデクスを作っていない。ユーザーはまずプラウザーのプラグイン(Windows/IEのみ)をインストールし、検索の出発点になるベース検索エンジン(Google、Yahoo、Microsoftのどれか)を決める。Wikipediaなど検索エンジン以外をを出発点にすることもできる。
検索結果の最初の10件は、検索エンジンなどの指定した出発点の結果が取り込まれて表示される。次にMyLiveSearchが表示された各サイトを基点に他の検索結果をスパイダリングしてインデックスしつつ表示する。ただしこのスパイダリングは、MyLiveSearchのサーバーではなく、ユーザーのPCから実行される。もちろんこれがプラグインが必要な理由だ。さらに、MyLiveSearchのリソースには基本的に負荷をかけないという副次効果もある。
検索結果は総じて、すばらしいというほどのものではない。Googleが多くのウェブサイトをほぼ定常的にインデックスするようになったので、リアルタイムの検索結果というものの重要性が数年前に比べて下がってきている。ついでに言うと、Googleのインデックスが早くなったために、ブログ検索エンジンもあおりを受けて、今や役に立つのは時系列で表示したい時くらいだ。Googleのインデックスはブログ検索エンジンと同じか、もっと早い。
しかし、MyLiveSearchは、作業をすべてユーザーのパソコンにやらせるという新しいアプローチで、検索という問題にチャレンジしている。ユーザーはこれまでどおりGoogleやYahooなどの検索結果をトップ10で見ることができて、その後でそこからスパイダリングしたリアルタイム結果が表示される。
サービスにはまだまだ、バグや気になる点がいろいろあって修正が必要だ。検索は1度に1つだけで、同時に2つ以上このサービスのウィンドウを開いて検索することはできない。結果ページを最新の状態に更新することもできなくて、その都度検索ワードをタイプする必要がある。
[原文へ]




