MySpace Newsなんて誰が読むんだろう? …と前にも書いたが、やっとトラフィックの出元が分かった。グーグルだった。
ブログとニュースサイトにフレームをつけてMySpace NewsブランドとMySpaceのURLをつけると、あとはGoogleがこのページを(MySpaceの)オリジナルコンテンツとしてインデックスしていく。こうして検索上位のポジションと直リンクをコンテンツ製作者から奪っている、というわけ。
グーグルで検索してみたところ、MySpaceのURLをつけたMySpace Newsの記事ヘッドラインのページが何千と出てきた。みんな他サイトのコンテンツを見せるMySpaceのフレームページに直リンクしている。
人様のコンテンツをあたかも自分のコンテンツのように見せることが果たして合法なのだろうか? 疑問である。コンテンツフレームをめるぐ訴訟で一番よく引き合いに出されるのがワシントンポストvs.Total News裁判だ。ワシントンポストは自分たちの商標の不正な濫用であり、表示コンテンツの持ち主が誰かユーザーに混乱をもたらす恐れもあると訴えたが、残念ながら法廷外の調停で和解が成立してしまった。
MySpaceは現在、ワシントンポストからもコンテンツをフレームに引いて表示している(サンプルはこちら)。こうした慣行を“盗用”と呼ぶ人もいるし、Chilling Effectsもフレームコンテンツの配信は法的に疑問だと指摘している。
グーグルのサービス規約違反の可能性もある。MySpaceは自らの強大なポジションをテコに人のコンテンツも自コンテンツとしてブランドをつけて宣伝し、それによってグーグルの検索結果に出るよう仕掛けている。これは大枠で見ると検索エンジンの不正操作とも取れる行為ではないか。
法的・道徳的にどうかはさておき、自分がパブリッシャーの立場だったらどうだろう。MySpaceが自社ブランドでこちらの苦労して作ったコンテンツを囲い込んでフレーム表示し、こちらの検索結果を乗っ取っていたら、それでいいわけがない。MySpace Newsのトップページのトラフィックは本当に少ないから、サービスから新規トラフィックが呼び込めるという旨みはゼロに等しい。グーグルの検索結果にあがるMySpace Newsのトラフィックが、既存の検索トラフィックを荒らしているのだ。
MySpace Newsがコンテンツフレームで流しているワシントンポストや、どこか大手報道機関がこの問題に手を打つことを切に願う。


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