MySpace、「SelfServe 」と「Hyper Targeting」広告ネットワーク発表へ
by Duncan Riley on 2007年11月6日

MySpaceは 「SelfServe by MySpace」という新しい広告ネットワークのプラットフォームを月曜日のAd:Techで発表する。このサービス自体は向う60日程度で限られた数の広告主に提供される予定。

$1B(10億ドル)近いGoogleとの検索に関する契約はこのサービスのスタートで影響を受けない。Googleは検索と検索連動テキスト広告をもっぱら取り扱う。今回の新しいMySpace広告プラットフォームはプロフィールページに表示される画像広告だ。

「SelfServe by MySpace」では、広告主は広告を直接出稿できるだけでなく、自分でオンラインで広告を作成できる。(下のスクリーンショット参照)。また広告主はMySpcaceネットワーク上での広告の効果をGoogle Adwordsに似たシステムで(MySpaceプラットフォームはテキスト広告ではなく画像広告だが)詳細にモニタできる。巨大SNSとしてこの種の広告ネットワークを手がけるのはMySpaceが初めてだ。Facebookも似たようなサービスを火曜日に発表すると観測されている。

新しいツールでは、広告主は地理、年齢構成、各種のユーザーの興味のカテゴリーなど広告ターゲットを絞り込む多様な基準を利用することができる。このサービスが一般に利用できるのは2008年初頭とみられる。最低出稿額は$10から。料金は広告主のプロフィールページへのクリック回数に基づいて算定される。また実際に出稿されて以降はオークション方式が導入される。(ベースとなる価格としてMySpaceはカテゴリー別に一定のCPC料金を課する)。

MySpaceによるとアメリカには2300万の小規模な、地域密着タイプの企業があるが(アメリカ政府の統計による)、そのうちわずか100万社だけしかオンラインで広告を行っていないという。またオンライン広告を行っている場合もほとんどが検索連動広告(Google、Yahoo、Microsoft)だ。MySpaceによると1000万の店舗、企業がMySpace上にプロフィール・ページを持っている。今回の広告プロジェクトの目的はこれらの小規模なビジネスにMySpeceコミュニティーに効果的に広告する手段を提供することにある。

MySpaceはまたもうひとつの新しい広告プロジェクト「HyperTargeting by MySpace」が開発の第1段階を無事完了したことを発表する。このサービスは広告主がさまざまな条件で絞り込んだMySpaceユーザーの特定の部分にアクセスすることを可能にする。

MySpaceはユーザーとユーザーの友人の年齢、性別、居住地域、興味のある分野など詳細なデータを収集してデータベース化する独自技術の開発に成功している。多くのデータはプロフィール・ページそのものから内容を解析して読み取られる。(もちろんこれが最大の秘密の情報源だ)。だから、たとえば、MySpaceはあるユーザーがスポーツファンだと知っているだけでなく、どんなスポーツのファンなのか、さらにはひいきのチーム、選手名までデータを集めている。映画ファンだけでも300もの下位区分がある。

全体では1千のカテゴリーがあるが、MySpaceではあまりカテゴリーを細分化するとそこに含まれる人数が減るのではないかという心配は無用だとしている。MySpaceのユーザー数は巨大なので、どんなに細分化したカテゴリーでも十分な数の広告対象者いるということだ。

広告主は、新しい「Self Serve」サービスを利用する小規模ビジネスの広告主も含めて、どれほどでも対象を細分化して指定できるし、逆に広範囲に指定してもよい。

広告主が下に画像を掲載したツールを利用して広告を作る場合、自分のプロフィールページに掲載されているコンテンツならどれでも利用して簡単にすばやく広告の制作ができる。広告が完成したら、広告主は広告を打つ対象のカテゴリーを指定する。それからクレジットカード情報を入力する。これで手続きはすべて完了だ。

このサービスはひっそりと7月にローンチされ、Procter & Gamble、Microsoft、Ford、Taco Bellといった大企業を含むおよそ50の広告主が利用している。

アップデート:われわれが初めて受け取ったこのサービスのユーザーインタフェースのスクリーンショット。イメージ・エディタもついており、バナー広告を制作する能力がある。クリックすると拡大画像が見られる。

msselfserve.jpg

Crunchbase MySpace

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/news-corp-gets-serious-on-online-advertising-fox-interactive-ad-network-to-power-other-sites/ TechCrunch Japanese アーカイブ » News Corpがオンライン広告に本気: Fox Interactiveで他社サイトの広告も扱う

    [...] News Corpのオンライン部門であるFox Interactive Media(FIM)は、本格的オンライン広告代理店となり、News Copr以外のサイトにも広告を提供することを計画している。今日(米国時間11/26)行われたReuters Media Summitで、FIM社長のPeter Levinsohnは、同社がすでに他のNews Coprサイトと広告販売について検討を開始しており、早ければ2008年前半にはNews Copr以外へも展開すると語ったと、Reutersが報じている。Levinshonによると、内部で「FIM Serve」と呼ばれているこのサービスは当初、MySpaceでの広告提供用に作られたということで、これはMySpaceが11月4日に発表したサービスの一部か、または同じものと考えられる。Levinsohnはまた、このサービスは画像中心の広告に絞っているため、GoogleとMySpaceによるリスティング広告の提携とは競合しないと語った。それでも私は、GoogleのDoubleClick買収が確定すれば、News CorpはGoogleと直接競合することになると考えている。News Corpは、Googleに次ぐ「メジャーな」オンラインプレーヤーになろうと、着々と手を打ってきている。2005年にMySpaceを$580M(5億8000万ドル)で買ったのは、今となっては今世紀最大のお買い得だ。なにしろFacebookに$15B(150億ドル)の価値がついているのだから。News Corpは、IGN、Flecktor、Photobucket、Rotten Tomatoesをはじめ、さまざまなオンライン企業を買収しており、11月22日のTechCrunch UKの噂によれば、ビジネス向ソーシャルネットワークのLinkedInの買収も交渉中といわれている。これ以外にもNews Corpにはメディア帝国としての巨大なオンラインサイトによる、膨大なトラフィックがあり、近々さらにDow Jones社とWall Street Journalも加わる予定だ。ある日起きてみたら、オンライン世界でのGoogle対Yahooの戦いは終り、Google対News Corpになっていた、という日もそれほど遠くはない。これまでの企業によるGoogleへの挑戦は失敗に終ったが、News Corpの買収戦略は賢明で、同社が付加価値を付けて、既存の資産とのシナジーを起こせる分野に絞って行われてきている。それにこの会社の規模と守備範囲の広さを考えれば、おそらくYahooを追い越して、Googleの最大のライバルになることだろう。[原文へ](翻訳:Nob Takahashi) Fox news corp [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20081012myspace-launches-my-ads-self-serve-ad-platform/ TechCrunch Japanese アーカイブ » MySpaceがセルフサービス広告プラットホーム「My Ads」を公開

    [...] MySpaceは、セルフサービスの広告プラットホーム、My Adsを今夜(米国時間10/12)公開する。最初に話題になったのは約一年前のことだ。Facebookの類似製品と同じように、ターゲットされた広告を誰でもすぐに作ってMySpace上で公開できるというもの。 [...]