ベンチャーキャピタリストのJosh Kopelmanは、今日(米国時間5/27)、Facebookの新ディベロッパープラットフォームについて喝采する一方、MySpaceについて鋭い調子で非難している。
Facebookのタイミングは完璧だった。同社は外部サービスに対し、Facebookサービスの機能性と2000万人を数えるユーザーへ徹底したアクセスを可能にするAPIをちょうどリリースしたばかり。外部サービスであるスタートアップ企業がFacebookユーザーのプロフィールページにウィジェットを置くことができるだけでなく、ユーザーのニュースフィードとFacebookのコアな機能性へのアクセスを可能にした。Facebookが利用可能にしたツールを使うことで、ディベロッパーたちは「Facebook Photos」のような同サービス提供によるいくつかのアプリの新バージョンを制作できるようになる。そうすることで、ユーザーたちはデフォルト設定のアプリを削除、新バージョンの追加も選択可能だ。MicrosoftとWindowsがそうであるように、Facebookは、自身のアプリケーション・プラットフォーム上でアプリケーション・ディベロッパーたちと競い合っている。
これは単なる言葉だけのものに終わらない。iLikeのような最も人気のある外部サービス開発によるアプリは、ローンチ後ほんの数日間でほぼ40万人近いユーザー数を記録。先週金曜日に比べて10倍の数だ。これは、Facebookユーザーの5%が同アプリをプロフィールページに取り入れたことになる。
Kopelmanの記事はスタートアップ企業の視点から見た新しいリアリティを示すものだ。MySpaceは(地雷の埋められた地域のように隠された)危険を含むものだ。スタートアップ企業は同サービスユーザーへのアクセスを手に入れたいだろうが、 一時的にせよ、 永続的にせよ、MySpaceサイトへのアクセスを禁止される可能性というリスクはかなり現実的なものだ。
Facebookは、全く正反対の視点からものごとを見ている。そして、同サービスのコアな機能性一式へのアクセスをスタートアップ企業に与えている。それにFacebookとしての取り分を頼むことなく、スタートアップ企業に対して広告表示、ユーザーとの取引などを許可している。これらのことがまさに私が先週、Facebookを「『Facebook Platform』をローンチ‐MySpaceとは対照的」と呼んだ理由なのだ。Kopelmanはまた、次のようにも述べている。
考えてもみてほしい。もし、あなたが、ベンチャーキャピタルから資金調達したスタートタップ企業を経営しているとしたら、自社の労力を(a)あなたの会社を歓迎し、売り上げの100%を渡してくれるサービス、あるいは、(b)どのような利益も生み出させないというあやふやなポリシーのある企業、どちらを選択するだろうか?私は、(これらの選択は)決断というものだとは思わない。これはIQテストだ。
Kopelmanは、これまで18ヶ月の期間にウィジェットを手がける企業への投資額はおよそ$250M(2.5億ドル)と見積もっている。これらスタートアップ企業が、自社資源をどのように利用するかを考えた際に、MySpaceの相対的なサイズの持つ利点(MySpaceはユーザー数1億人を数え、さらに 一日あたりおよそ30万人のユーザー増加が見られる。Facebookのユーザー数は2千万人、一日あたりのユーザー数増加は10万人)と、Facebookのオープンで分かりやすいアプローチ(という利点)を考慮にいれて検討することになるだろう。結局、私はKopelmanと同感だ。スタートアップ企業はFacebookに基づいて、非常に大規模なビジネスを構築できる。MySpaceを選択した場合のリスクは遥かに高いものだろう。
[原文へ]




