このクリスマス、Electric Sheep社員の3分の1は「電気羊の夢」を見られない
by Duncan Riley on 2007年12月18日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

electricsheep.jpgThe Electric Sheep CompanyはSecond Lifeのバーチャルワールド開発の第一人者と目されているが、社員の3分の1(22人)を解雇した。

同社は Second Life内にCBSの人気番組と提携して「CSI:NY」を構築したことでよく知られている。Second Lifeに進出する企業にバーチャル世界の構築サービスを提供するほか、独自のSecond Lifeブラウザ、OnRezを提供している。

Second LifeのCSI:NYの実験は一般に成功と見られている。しかしElectric Sheep Companyが、このプロジェクトを通じたタイアップ企業へのサインアップ数をあまりに非現実的なまでに高く見積もったことがたたって、失望した企業がCSI:NYの立ち上がり早々、次々に参加を取りやめる事態となってしまった。これに加えて、Massivelyの記事によると、Electric Sheep Companyの重要なクライアントだったAOL PointeとPontiacのSecond Lifeからの撤退の決定も影響したという。

Electric Sheep Companyの苦境はSecond Life全体が退潮していることの表れだろうか? それよりも、ある時点での業務の急成長に、将来も拡大が続くと考えて多くのスタッフを雇ったが、それが実現しなかったことによる失敗と見るほうが妥当ではあるまいか。そういう失敗をしたスタートアップはElectric Sheepに限らない。競争の激しいマーケットではそれが直ちに手痛い結果となる。解雇された22人の社員については、残念ながら今年のクリスマスは「電気羊の夢を見る」チャンスはなさそうだ。

アップデート:下の最初のコメントにあるとおり、Virtual World Newsに さらに詳しい記事が出ている。その中のElectric Sheep Companyへのインタビューでは、同社はMetaplace、Multiverse、Icarusなど、他のバーチャル・ワールドのプラットフォームでの開発にも進出すると述べている。

〔訳注:Electric Sheep Companyの社名はフィリップ・K・ディックのSF「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」(映画「ブレード・ランナー」の原作)から取られたもの。〕

[原文へ]

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