NYTimes、MyTimesを開始、しかしRSSの活用は不十分
by Marshall Kirkpatrick on 2006年7月12日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

NYTimes.comはパーソナル化できるニュースサイトMyTimes.com (PaidContentに載ったスクリーンショット)を限定のベータ版で開始した。これはRSSを利用しており、最近Newsgatorと提携したMyUSATodayMyNewsweekというよりも、むしろMyYahooに近い感じである。Newsgatorのサービスと違って、NYTimesの場合、ユーザーはNYTimesが推奨するソース以外 のニュースをMyTimesのページに取り入れることはできないらしい。もしそのとおりなら、実にとんでもない話だ。大手メディアはデフォル トのOPMLをコントロールすることで、効果的ににブランド化されたRSSリーダーを売り込んでいるが、そのほうが手なずけたRSSを使わせるNYTimes の手法よりマシだと思う。

PaidContentのレポートによると、MyTimesは現在事前に申し込んだ5,000のユーザーに限定して配信しているが、今後は一般公開される予定だという。RSSの父といっても良いDave Winer氏は [ブログでMyTimesに触れて]RSSリーダーのインタフェースデザインについてセミナーを開かなきゃと言っている。

これが実際どんな具合になるのか一般公開まで分からないないが、もし少数のソースから少数の最近の記事だけしか見ることができないなら、RSSはその普及によって非常に重大な機能の喪失という代償を払っていることとなる。私はRSSが好きだが、このようなタイプのRSSには複雑な気持ちを抱かざるを得ない。RSSはウィジェットを可能にする (MyTimesでさえウィジェットと呼んでいる )のは確かだが、本当はもっとはるかにいろいろなことができるのだ。MyUSATodayMyNewsweekのサイトは確かに少しばかりゴタついているし、デザインも垢抜けないが、真剣な読者にとっては実に有用だ。ユーザーが自分自身でソースを選べるという点がキーなのだ。私はこのようなコミュニティーのプラットフォームを提供する編集者の洞察に感心する。おびただしい数のニュースを”可能”とさせるという意味は、あらゆるソースからもっとも最近のアイテムを分類して閲覧できることを意味する。そこがキーポイントだ。というのも、読者がいったん特定のソースグループを選んだ後は、特定の記事がどのソースから出たかということより、それがいつ現れたかがより重要になるからだ。ビルディングブロックが個別に存在する畑のようにニュースを表示させるのは、リアルタイムの世界を伝える方法としてはお粗末である。ウィジェットがいろいろな役に立つのは確かだが、世界のニュースをウィ ジェット越しに眺めさせられるのは御免こうむる。

この記事はNewsgatorのさらに詳しいRSSに関するビジョンだ。NYTimesが、USATodayより不毛なRSSモデルを提供しようとしているとは皮肉ではないだろうか?

[原文へ]

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