2006年12月3日

JPG Magazineのビジネスモデルに納得

Michael Arrington

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JPG Magazineは先月新しいビジネスモデルにリニューアルして再開された。このサイトに写真を投稿すると、ユーザーコミュニティーが投票によって順位をつける。優勝者は隔月刊の印刷媒体の雑誌に写真が掲載され、100ドルの賞金と1年間の無料購読がプレゼントされる。

いったいどうして、前世紀の遺物みたいな、実際に紙に印刷する雑誌を発行するのか、ここ何週間かどうしても飲みこめずにいた。しかし、今週、Minor Ventures内にあるJPG Magaizineの本社を訪ね、彼らがいかにしてコンテンツを投稿してくれるオンラインコミュニティーを作り上げたかについての話を聞いて、その考え方に納得した。このモデルは森林を消費している他の紙媒体にも参考になる戦略だと思う。

彼らはいろいろな面で正しくことを運んできた。どの写真が雑誌のそれぞれの号に掲載される栄誉を得るか、ユーザーコミュニティーが決められるということ自体が、ウェブサイトの活動を大いに活性化させた。カメラマンは自分の作品のショーケースとして自信ある作品をアップロードしてくるようになった。も し幸運にも雑誌に掲載されるとすれば、それはいわばボーナスのようなものだ。最後に、この雑誌はどれも無料でPDFファイルとしてダウンロードできる。た とえば最新号はここにある

収支の方も順調に運営されている。雑誌媒体にはFlickrなど良い広告主がついている。もうひとつのスポンサー Lensbabyは、次号で、ジャンル別の優勝者全員にレンズをプレゼントする予定。雑誌の定価は5.99ドル (1年分、6号の予約購読料金は25ドルで、定価より5ドル割引になる)と決して安くはないが、この高めの料金と広告の成功で3万部の雑誌は十分な収益を生んでいる。

これらをあわせてウェブサイトにトラフィックを引き寄せることに成功している。JPB Magazineにとってオンラインコミュニティーこそ価値の源泉だが、写真が雑誌に掲載されるかもしれないということが、カメラマンにJPG Magazineのウェブサイトに写真を投稿させる強力なインセンティブになっている。

他の印刷雑誌媒体もこれを見習うべきだろう。単に印刷媒体に掲載された内容をウェブサイトにコピーするのではなく、オンラインコミュニティーの育成 にこそ力をそそぐべきだ。長期的な見通しに立てばニュース雑誌はオンラインのライバルに対して勝ち目はない。しかしJPG Magのようにユーザーが長く発行、公開を続けて欲しいと考えるような雑誌は成功の可能性がある。うまくやればオンラインとオフラインの世界に橋を架ける ことに成功するかもしれない。

JPG Magazine はサンフランシスコのMinor Ventures社のオフィスに間借りしている。Minor Venturesが出資している他のスタートアップOpenDNS、来週にローンチ予定の新しいサービスSwivelなども間借り人だ。

[原文へ]

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