脚本家のストライキ、延々続行―オンライン業界は大喜び
by Duncan Riley on 2007年12月3日

strike3.jpgアメリカ脚本家組合(Writers Guild of America)のストライキは延々続行中だ。脚本家側は、今週、映画・テレビ製作者連盟(Alliance of Motion Picture and Television Producers)が提案した$130M(1億3千万ドル)に上る新たな補償の提案を拒否した。

争点は依然としてオンライン放映に伴う収入の分配だ。脚本家側は製作者側の提案では、1時間番組がウェブで配信された場合にわずか$250 しか支払われないのは、同じ番組が再放送された場合、通常$20,000支払われるのにくらべて不十分だとしている。

今週、交渉は再開される予定だが、どちらかが折れない限り、ストライキはクリスマスを越えて新年に続くことになる。

ストの直接の影響は時事問題を扱った毎日のトークショーがいくつも放送中断に追い込まれていることに現れている。すでにNBCの「Tonight Show」と「Late Night Show」、CBSの「Late Show 」、「Late、Late Show 」、Comedy Centralの「The Daily Show」と「The Colbert Report」が中断している。テレビ局側はドラマとコメディー番組についてはストックの脚本をいくらか持っているが、ストが長引くにつれてストックを使い果たしつつある。アメリカの視聴者に番組がまったく供給されなくなってしまうことはないが、すぐに安上がりな穴埋め番組―再放送、リアリティーショー、ゲームショーその他ばかり見せられることになりそうだ。

若い世代はすでにテレビを見なくなっているが、各種の調査によれば、テレビよりインターネットを好むユーザーの数は増えつづけている。1988年に行われた前回の脚本家のストの後、現在に比べて当時はエンタテインメントの選択肢がずっと少なかったにもかかわらず、テレビは約10%の視聴者を失った。 今では再放送とリアリティーショーを見せられた場合、視聴者にはいくつもの選択肢がある。そのトップはなんといってもインターネットだ。TVからの乗り換えは1988年と同じかそれ以上になるだろう。ほとんどあらゆる分野のオンライン・コンテンツ提供者がその恩恵を受けることになりそうだ。

向う1、2ヶ月のうちに放送が中断しそうな代表的な番組のリストを作ってみた。脚本家側が仮に明日復帰したとしても、テレビ局ではすでに番組スタッフの解雇を始めているので、番組制作の再開はスタッフの再雇用から始めねばらず、時間がかかることになる。

House (FOX):ストックは1月の3回分のみ。
Samantha Who? (ABC):6回分残っている
Family Guy (FOX):新作と再放送で1月いっぱい
CSI x 3、NCIS、Criminal Minds、Without a Trace 、Cold Case (CBS):それぞれ4回分
Ugly Betty、Pushing Daisies、Grey’s Anatomy (ABC):2回分だけ
Desperate Housewives (ABC):この日曜に放送されるのが最後の分
The Office (NBC):ストックはゼロ
Big Bang Theory、How I Met Your Mother、Two And a Half Men、Rules of Engagement:ゼロ
24 (FOX):無期限延期

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(画像ははFlickrの CC myyearofnewthings、番組データはAP

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(翻訳:Namekawa、U)