ネット就職求人サイト発足10年~ 今もネットの就職求人は最低なり
by Steve Poland 2006 年 12 月 2 日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

NY市に本社のあるIndeed.comはニッチな検索エンジン。提携でさらに“Mamma Careers”をパワーアップする。こんなの報道するタイミングでないことぐらい言われなくても分かっている。でもこれで一番のライバルSimplyHiredと並んで同社も提携の浮かれ騒ぎに入ってしまったことになる。

SimplyHiredはMySpace JobsLinkedIn Jobs(ほかにも沢山あるが)を動かす技術。IndeedもSimplyHiredもジョブ検索機能を導入するようウェブと提携獲得に躍起だ。雇用主は自社URLを求人一覧に登録できるが、個別の求人情報はIndeedもSimplyHiredも直接登録できない。この部分はまだYahoo! HotJobsMonster.comCareerBuilder の持ち場ということか。

求人広告といえば新聞と長年相場が決まっていた。そこに現れたのが求人転職サイトやCraigslist。オンラインでも電子サービスで同じことが可能になった。今ではバーティカルジョブサーチ(Google Baseなど)を使えばネットの求人情報も瞬時にアグリゲートして投稿ごとにインデックスすることができる。

さらに今度はソーシャルネットワーキングである。オンラインのジョブ検索の進化の次段階はきっと、ともだちに仕事を紹介したりできるソーシャルネットワーキングサイト(SNS)の中で起こるような気がする。今はまだFacebookも Friendsterもジョブサーチの機能はないけども、将来は提携の可能性も出てきそうだ。

Jobsterは大きな資金の後ろ盾がついたスタートアップ。求職活動のプロセスにソーシャルネットワーキングの側面を取り入れることに注力している。ネットのジョブ検索に“革命”をもたらすことを目指す企業はもう一つ。あまり名前は知られてないがitzBigという会社だ。聞いたところによれば投資銀行が資金を提供しており、経営陣はCEOのHank StringerHire.comファウンダー)と会長のJim Hammock (Hire.com元会長兼CEO)という。

オンラインの就職求人サイトは誕生から今年で10周年を迎えたが、 職を探す人の求職活動と人材を探すリクルーターの就職求人活動を改善するという部分では始まった当初と大して変わらない。リクルーターはいまだに山ほどあるレジュメに目を通さなくてはならないし(書式もまちまち)、就職活動する方はする方でマルチレベルマーケティングの詐欺とゴミの海から情報を探し出さな くてはならない。

正直言ってオンラインの仕事探しほど頭にくるものはない。IndeedとSimplyHiredは全就職情報をひとつの検索にアグリゲートしたことで就職サービスを新たな段階に引き上げた。でも、こちらとしてはもっと企業が前面に出てきてeHarmonyのようなジョブ市場を実現してくれた方がうれしい。就職希望者が15分から30分の面接試験を受け、自己申告の技能をテストしてもらったり、リクルーターも就職に求める技能をリスト出しして、その中でも特に重要な職能のはどれなのか、分かるかたちでランク付けできたら良いと思う。

LinkedInのようなラインでソーシャルネットワーキング的側面を導入していけば、一般の人も友だちに仕事を紹介できるので大いに助かる。 Yahoo!ならHotJobsを自社の360サービスに 統合できるはずだし、Monster.comならFacebook APIと統合すればソーシャルネットワーキングにも対応できる。 IACは買収を終わりにしたようだけど、同社の巨大な消費者ポートフォリオに加えるとするなら就職求人サイトだろう。傘下のAsk.comではまだバーティカルジョブサーチの機能を提供していないし、買うとするならIndeedかSimplyHired辺りだろうか?

編集者より: 本稿はゲストのSteve Polandが執筆した。SteveはVested Venturesファウンダー兼ウェブ戦略コンサルタント。同社はウェブコンサルティングとネットマーケティング、ハイエンドのカスタムウェブ開発が専門の会社。

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