ソーシャルネットワークに動画チャットを取り込めたら。そんなコンセプトの実現を目指して考案された新たなソーシャル・ネットワーキング・サービスを動画チャットのPalTalk 社が月曜(米国時間)からスタートする。同社は大型動画チャットルームの事業で既に成功を収めているが、次なるロジカルなステップとして同社が目指しているのが”ソーシャル・ネットワーキング3.0″と同社が呼ぶシステムの構築だ。初代のものが単純なネットワーキングとするなら、2.0はネットワーク上へのリッチな自己表現(写真、ビデオなど)の追加、3.0はリアルタイム動画コミュニケーション、というのが彼らの見方。なるほど、これには私も納得である。
PalTalkはウィンドウズのデスクトップ・クライアントで動き、そのスケーラビリティは既に実証済みだ。このサービスはGAIMを使いAIM、Yahooメッセンジャー、ICQのメンバーリストをひとつにまとめる。同社によればユーザ400万人が常時5,000室のチャットルームを開設しており、これまで手がけた最大規模のチャットルームは収容3,000人。CringeラジオのスターであるOpieとAnthonyの2人組もPalTalkでチャットルームを開設し、一度に1,000人から2,000人とやり取りしているらしい。 どうしたらそんなことが論理的に実現可能なのかPalTalk社内の人に尋ねてみたところ、やはり機械ではなく自分の手で育てているものが多いという話だった。
月曜に開設となるソーシャル・ネットワーキング・システムはPeople 2.0という名前。”ソーシャルネットワーキングに動画チャットがあればこんなに便利で使える”ということの実証になれば、と同社は期待を寄せている。そうした上で今度はオンラインで人の集まる場所にこの技術をライセンスしていくのだろう。PalTalkの技術は現在無料ダウンロードが可能。有料アップグレードもあるが、サービス&価格水準の比較表はちょっと見つけるのに苦労する。
PalTalkの難点はMacバージョンがないこと。顧客リクエストもそれが最多という話だ。月曜に公開となるソーシャル・ネットワーキングへの導入については特に機能・詳細の部分で特筆すべき点はないのだが、ID公開スタンダードに同社が関心を持っている、と話してくれたのは(どんな価値があるかはさておき)注目に値する。
ソーシャル・ネットワーキングが個人と個人の繋がり以上のものであるとするなら、気になるコミュと常に繋がっていたい、人々の側にそんな願望があるとするなら、グループの動画チャットにも意味があると思う。ソーシャル・ネットワーキングで文章やり取りするチャットはあまり活気がないが、動画チャットが入ることでそこの部分は活性化するかもしれない。こうした機能が欲しくてデスクトップ・クライアントをわざわざダウンロードする人がいるだろうか? たぶん。お金を払うだろうか? たぶん。でもライセンスされた方が今度は無料でチャットを提供する、ということも考えられそうだ。
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