トラフィック分析ツールAnalyticsの登場によりウェブの世界ではパブリッシャーが効率良く客足の流れを整理できるようになり、ショッピングサイトは今や統制の行き届いた精密機械のごとき様相だが、リアルの商店街はそうもいかない。お店が自分たちの買い物スペースで客足の流れがどういう具合になってるか監視しようにも、せいぜいビデオテープや赤外線カウンターでテストするのが関の山だった。
それを変えたのが、新登場のPath Intelligenceである。
Path Intelligenceは英国の会社だが、その客足トラフィック追跡の手法はすごく独創的。客の携帯電話を利用しているのだ。客は携帯電話から定期的に最寄りの携帯中継タワーにピン送信して、まあ、「自分は今ここだよ」というシグナルを送るわけね。するとPath Intelligenceが独自に構築したレシーバーがシグナルを受けて、持ち主の現在地を誤差最大1メートルの精度まで三角測量してくれるのだ。
各ピンには携帯固有識別子(IPアドレスのようなもの)も含まれている。IDでシグナルと持ち主の動きは追跡できるんだけど、ユーザーの身元までは分からない。それを知っているのは各携帯サービスのプロバイダーだけだ。Google Mapが携帯中継タワーから携帯電話を活用し大まかな現在地を検出するメソッドと似てるんだが、もっと精度は高い。
シグナル受信後はPath Intelligenceが発信源をマップに落として匿名の客が店の中を歩き回るのを追跡していく。あと、オンラインレポートで店のレイアウトに関する質問にも回答してくれる。流れが滞るのはどこ? 客が一番長く残る場所は? 見て回って去る客は何人? 詳しくはこちらのデモでご覧になるといい。
このたびのサービス開始は英国限定。将来プランとしては、ユーザーが電話番号をシグナルIDに結び付けて、現在地にリンクした特価サービスのご案内(スパムじゃなきゃいいが)や、それに似たようなロケーションベースの各種サービスも受けられるようにしたいと考えている。
出資者はティム・オライリー氏のAlphaTech Venture Partnersほか。
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(翻訳:satomi)




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