写真とビデオの共有サービスPhanfareが再スタートを切った。共有機能を充実させるとともに無料の1GBバージョンで、容量無制限でも年間$55は払えないというユーザーを引き寄せる構えだ。
会社が認識したのは、このサービスの最初のバージョンでは、1万1000人の有償メンバーがメディアを共有しあうことが簡単ではなかったということだ。共有するためには、パスワード付のリンクを家族や友人に手動でメールする必要があった。メールをなくしてしまうと、URLやパスワードがわからなくなってしまう。ユーザーはメールを書くのも面倒になってきて、その結果、データは誰にも見られることなく塩漬けになっていった。
新バージョンのPhanfareでは、この問題を解決するために、ソーシャルネットワーク機能を組み込み、ユーザー同志がコネクションを作り、どのコンテンツをPhanfareのコンタクトに見せるかを指定できるようになった。写真共有のしくみは、Facebookによく似ているが、コンテンツ毎に誰に見せるかについてはさらに細かく指定できる。ほかのPhanfareメンバーとは、自分の家族や友人に指名するか、グループ経由(近所や会社など)で繋がることができる。あとは、アップロードしたコンテンツの中で、どれを友人や家族やグループと共有するかを決めればよい。
しかるべき人たちと共有したら、新しいコンテンツはサイトの「ダッシュボード」(左の写真)にあるアクティビティーフィードを通じて公開される。ここの「my message」というエリアには最近投稿のあったコンタクトのサムネイル写真の他、自分の写真にコメントが付いたときや、誰かのネットワークへの追加が承認されたことなどの通知も表示される。このアクティビティーはシステムによって集約され、毎日ダイジェストメールとして送られる。
Phanfareの狙いはユーザー基盤を増やすことなので、友人の紹介は簡単にできるようになっている。招待システムを使うと、招待メールが送られ、新規ユーザーが無料アカウントを作った後、自分のネットワークに参加してコンテンツを見られるように誘導される。新規ユーザーには無料で1GBのストレージが与えられる。以前は全ユーザーが無制限の容量をもらうために年間$55払う必要があった。今でも容量を増やすために有償オプションを選ぶことはできるが、この無料メンバーによってネットワーク効果が拡大されてPhanfare 2.0でのコラボレーションが促進されるはずだ。
同社によると、無料メンバー戦略は今後も拡大し、容量の上限は大きく拡張する予定で、収益は主としてプリント製品から確保するという。この戦術と対照的なのがSmugMugで、こちらは無料オプションは一切なく、プレミアムサービスのみだ(無料のお試し期間はある)。Phanfareが無料メンバーにこだわるのは、メンバーを大量に集めたいからであり、大きなユーザー基盤があれば、将来ワイアレス機器のメーカーとの交渉にも有利だからだという。
Phanfareではブラウザーベースのサービスに加えて、デスクトップクライアントも用意していて、コンテンツをローカルで管理したり編集できるほか、変更結果をAmazon S3がネット上にホストしているコンテンツと自動的に同期する。現在デスクトップクライアントはPC版だけだが、Mac版も準備中とのこと。PhanfareのFacebookアプリケーションやiPhotoプラグインもまだないが、こちらも将来提供される予定だ。
Phanfareは昨年10月に、Azure PartnerのリードでシリーズCラウンドを実施し、$2.5M(250万ドル)を調達した。同社は2004年の営業開始以来、計$5M(500万ドル)の資金を調達している。最初のラウンドは、エンジェル投資家による約$0.5M(50万ドル)、第2ラウンドは2006年8月のAcadia Woods Partnersおよびエンジェルによる$2M(200万ドル)だった。
CrunchBase:Phanfare
CrunchBase:SmugMug
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(翻訳:Nob Takahashi)





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