Ping.fmは状況更新を集中化する。が、これだけでいいの?
by Mark Hendrickson on 2008年4月1日

今朝(米国時間3/31)Ping.fmを調べてみた。ソーシャルネットワーク集約の分野では比較的新しいサービスで、複数のサイトでの自分の最新状況を一度に更新できる。つまり私が「Markは歯を磨いている」と書いて送ると、FacebookとTwitterの両方の友人たちがこのメッセージを見る。

このサイトは現在プライベートベータ中で、新しくiPhoneバージョンとWAPサイトを今日公開する(読者1000人は、ここでコードに「techcrunch」と入力すればサインアップできる)。現在サポートしているのはTwitter、Facebook、Jaiku、Pownce、LiveJournalとTumblrで、MySpace、BeboとFriendsterも近くサポートされる予定。

Ping.fmは、だいたい誰もが想像したように機能する。自分のいろいろなアカウントを登録したら、自分の状況をそのサービスに配信(事務所内の誰かに言わせると「スパム」)できる。唯一不満なのは、状況を送ってから各ネットワークに現れるまでに60秒間のずれがあること。おっと、あと自分の現状をみる術がないこともだ。ただし、メールやGMailへのIMメッセージやAIM botを使って状況を更新することもできる。

ところで、Ping.fmのことを考えていたら、前にも見たことがあるような気がしてきた。そこであちこち調べたところHelloTxtが見つかって、これが事実上同じことをやっていた。もうひとつ思い出したSocialthingというアクティビティー集約サイトは、何週間か前にわれわれがレビューしていて、集中化したサイトから状況を配信できるほかにも、多くの機能がある。

結局Ping.fmは本質的にはSocialthingの一機能ということになるが、もちろんいくつかおまけはついている。私はSocialthingをFriendfeedよりも買っているのだが、こうした行動集約サービスが、ソーシャルネットワークの機能にもなってきているというのが皮肉だ(Facebookがそれをやろうと計画していることがわかっている)。一年後、Ping.fmはどうなっているのだろう。要は一機能の中の一機能というわけだが。

もっともPing.fmは、2人の男が余暇を利用してやっているプロジェクトなのだ。その1人、Ryan MerketはTechCrunchの熱心な読者で、Facebookの中にTechCrunchの見出しを表示するRSSリーダーを作ってくれた人でもある。

しかし、Ping.fmは多くのWeb 2.0サービスが直面する問題の事例になり得ると思う。このサービスは、数々のニーズに答え、しっかりと動くうえに本格的なビジネスモデルも持っている。しかし、もっと巨大で実績のある会社に真似されてしまうようだと、長期にわたって生き残ることはできないだろう。少なくとも私の見方はそうだし、以前別の起業家から聞いたこのアドバイスもこれを裏付けている、「一機能に頼ってビジネスを構築してはいけない」。

だがしかし、かつてみんなはGoogleを単なる一機能だと思っていた、検索ボックスだけじゃないかと。そして、その機能に秀でるあまり、ついには不動の製品となってしまったのだ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20080917pixelpipe-launches-personal-media-syndication-service/ TechCrunch Japanese アーカイブ » PixelPipeがパーソナルメディアのシンジケーションサービス公開

    [...] この問題をどうにかしようと生まれたのが、サンフランシスコの「PixelPipe」だ。Ping.fmのメディア版とも言うべきパーソナルシンジケーションサービスを提供している。サイトの対応サービスは50件以上あり、どれか一つの認証情報を登録すると、あとはPixelPipeが自動的に自分のプロフィールに音声・画像の新規ファイルを配ってくれる。まだ、タグで公開先サービスを仕分けることも可能だ(例えば、あるタグで引っかかる画像セットはPownceとFriendfeedにだけアップロードして、ブログにはアップロードしない、など選べる)。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20081222pingfm-secures-angel-funding-from-joi-ito-and-reid-hoffman/ Ping.fm、Joi ItoおよびReid Hoffmanからのエンジェル投資を獲得

    [...] TechCrunchではPing.fmについて今年3月に簡単な記事を掲載している。当時のPing.fmはプライベートベータ段階。記事中では、Ping.fmが「一機能の中の一機能」となるのではないかと記している。しかしPing.fmはこれに屈せずサービスのスケーリングを心配しなければならないほどに利用者を集めてきているようだ。 [...]

  • http://dunphort.wordpress.com/2010/09/06/%e3%82%b7%e3%83%a5%e3%83%9f%e3%80%82/ シュミ。 « 裏葉柳

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