貧しい人はヤフー、豊かな人はグーグルを使う確率が高い
by Duncan Riley on 2008年2月17日

hitwise1.jpgヤフーをよく使う人とグーグルをよく使う人の間には社会経済的な違いがある―そんな傾向を物語る最新データが昨日(米国時間2/15)、Hitwiseから発表となった。

右のグラフでは人口統計学上の分類をベースに「Online Representation(オンライン代表者)」を割り出し、(円で)表示している。Y軸はヤフー、X軸はグーグル。数が大きいほど、その特定利用層はそのサービスをたくさん使っている、という意味だ。

ご覧のようにヤフーが強いのは「生活の苦しい社会層」、「ブルーカラーの大黒柱」、「アメリカの過疎部」*で、一方のグーグルは「小さな町の満ち足りた層」、「富裕な郊外居住者」、「アメリカの上流階級」で利用数が多い。

円のサイズは、そのグループに属する人のうち「オンラインで500ドル以上遣った経験のある人の人数」を示している(←デカいほど金遣いが荒い集団ってことですね)。

グループ間の格差は大きくないが、この結果はある意味ヤフーの苦悩を物語っている。検索分野でこそ首位に大差で2番手に甘んじているが、ヤフーは相変わらずネット最大のトラフィックを誇るデスティネーションとしてグーグルを凌駕している。こんなにトラフィックがあるならヤフーもこのトラフィックをグーグルみたいな収益に転換できそうなものだが、ご承知の通りそうはなっていない。もしかしてそれはヤフー利用者がグーグル利用者より貧しい人口統計種別に属し、オンラインであまり消費せず、従ってユーザー一人当たりの利益も低い、ということと部分的に繋がりがあるのかもしれない。

Update: ここ(米版)のコメント欄にも階級闘争の戦士がいるが、彼らのようではなく手短かに繰り返しておこう。ここにある統計は二者択一ではない。つまり低所得層もグーグルは使うし、高所得層もヤフーは使う。ここでは単に、両サービスを使う人の間でも比重の偏りはあるというHitwiseの話を紹介しているに過ぎない。結果が分かれたのは興味深くて、各サイトでユーザー1人が生む利益の面からも、あともっと広義に、タイプの異なる集団ごとにどっちのサービスが人気か、というのも分かって面白い。第三者の出したデータを紹介する行為に差別的なものはない。これはTechCrunchが出した階級ベースの陰謀のようなものだと言う人たちは、どんな記事に対してもそういうことしか書けない人なのだ。市場を読み解く手がかりになる情報はすべて良い情報だ。このケースではネット最大の企業2つが抱えるユーザーベースの情報が焦点になっている。

*グラフでは「寒村・農村」はG-Y半々の線上近くです。似たようなトピで「Windows利用者よりMac利用者の方が頭がいい」というありますね。

[原文へ]

(翻訳:satomi)

  • http://primetime.jp//news/story.php?id=712 PrimeTime.jp

    貧しい人はヤフー、豊かな人はグーグルを使う確率が高い— TechCrunch Japan…

    —->> ヤフーをよく使う人とグーグルをよく使う人の間には社会経済的な違いがある…..

    【PrimeTime】Yahoo利用者は、オンライン上であまり消費しない・・・・?!…

  • http://blog.so-net.ne.jp/abuu/2008-02-17 あぶーのワークバランス的お気楽生活

    そりゃGoogle良く使うけど…

    「貧しい人はヤフー、豊かな人はグーグルを使う確率が高い」って、どうなのよ。

     http://jp.techcrunch.com/archives/poor-people-use-yahoo-those-better-off-use-google/

    日本はヤフーのほうがメジャーな…

  • http://d.hatena.ne.jp/kyogoku42/20080217/1203252854 京極徒然草

    [tech][column]経済格差と知的格差: 階級層別の検索傾向…

    TechCrunch Japanese アーカイブ » 貧しい人はヤフー、豊かな人はグーグルを使う確率が高い 今日付公開で即座に多くブックマークされたこの 上記記事 は、検索エンジンについて、利用者…

  • http://chie.ebb.jp/ubung/archives/313 次なるもの » Blog Archive » TechCrunch Japanese アーカイブ » 貧しい人はヤフー、豊かな人はグーグルを使う確率が高い

    [...] original article [...]

  • http://stray-junkie.jugem.jp/?eid=755 ジャンキー・マニア

    決戦のとき…

    ヤフーVSグーグル、再び。。。

    はい、
    かねてから公言しておりますように、自分、ヤフーユーザーですが何か?
    コチラでこんなことを書かれているからと言って、
    こんなときだけ突…

  • http://ippei.banjyakuseo.com/ 【磐石SEO】仲居一平

    トラフィックを収益に結び付けられないのは、Yahooの経営手法の問題以外
    何もないと思う。

    ユーザーの質に原因を転嫁させ始めると・・・

    Yahooも終わりでしょう。

    最近、日本語解析能力をアップさせて、スパム対策を更に強化しているYahooなので
    真面目に検索能力とスパムをはじく対策を徹底していれば、必ず正攻法は勝つという
    常識どおり、建て直し可能であると思います。

    キリンとアサヒの飲み比べと同様、自分の希望する”味”が得られる方を選べばいいかと
    思います。

  • http://tnethinoki.exblog.jp/7506146 檜山@ティーネットワーク情報室.不動産賃貸IT.blog

    YとGのユーザー層…

    TechCrunch Japanese アーカイブ 貧しい人はヤフー、豊かな人はグーグルを使う確率が高い

    見出しを見た瞬間は「あれ、逆じゃなかったんだ?」というのが正直な感想でした。
    結果の話だ…

  • http://jp.techcrunch.com/archives/best10-0222/ TechCrunch Japanese アーカイブ » 週間人気コンテンツ-ベスト 10 (2/16~2/22)

    [...] 1. 貧しい人はヤフー、豊かな人はグーグルを使う確率が高い [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/tcjp_top30/ 翻訳者と振り返る2008 TechCrunch Japan Top30

    [...] 26. 貧しい人はヤフー、豊かな人はグーグルを使う確率が高い 図表は「最新データ」クリックで拡大可。オブラートにくるんだようで、そのくせ言いたいことははっきりしている、マーケティング用語のようなカテゴリ名が面白かったんですが、それもTCの手にかかるとホレご覧のタイトルに…。汗(satomi) [...]