Powerset、ただいま沸騰中
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by Michael Arrington on 2007年2月10日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

シリコンバレーの検索エンジンのスタートアップ、Powersetは今までその内容について固く口を閉ざしてきた。この態度もインターネット史上もっとも急速に成長した企業、Googleの地位を狙うという野心を抱く会社としてはうなずける。しかし、PARCの開発した重要なテクノロジーのライセンスを受ける契約を結ぶことに成功したことについては、彼らもさすがに隠しておけないほど興奮したものとみえる。Powersetは、今日(米国時間1/9)、VentureBeatの独占スクープという形で、この契約の内容を明らかにした。

Powersetは、Googleを倒す方法は「自然言語による検索」だと主張する。われわれはPowersetについての以前の記事でこの点について詳しく論じた。従来の検索エンジンはありふれた単語(by、for、about、of、inなど)を無視する傾向があった。Powersetはこのような単語を含めて文脈の中で意味を分析することに努力を集中している。自然言語検索で解決すべき問題についてはPowersetのCEO、Barney Pellの投稿に説明されている。簡単に言えばこうだ。Googleの検索では「book for children」、「book by children」、「book
about children」はすべて「book children」と同じに取り扱われる。これに対してPowersetはそれぞれの(自然言語としての)意味に対応した検索結果を提供することを目標としている。

Powersetには多くの批判が寄せられている。手始めとして、上の例で、ユーザーが検索フレーズを引用符で囲みさえすれば、Googleもそれぞれに対応した検索結果を返してくる、と指摘されている。検索エンジンの専門家Danny Sullivanは昨年、長い記事で、Powersetのコンセプトをひとつひとつ洗い出して分析し、次のように結論している。「自然言語検索とかいうのは、検索についてよく知らないか、自然言語分析に関する法螺話をまだ聞いたことがない連中相手にしか効かないセールストークだ」。われわれがPowersetについて意見を聞いた専門家も、程度の差はあれ、同じような意見だった―この問題は極め付きに解決が困難だと言っていた。しかも多くのユーザーが、望むような結果を得るために検索フレーズをどう変えればいいか、すでに学んでいる。

Powersetの検索エンジンについて判断するのは現物を見るまで不可能である。しかし、彼らは、単におそろしく難しいだけでなく、たとえ解決したとしても、その市場ニーズがどれくらいあるのかわからないような問題に取り組んでいる(少なくとも2-3語の単純な検索の場合)。Googleの研究部門の責任者Peter Norvigによれば「Googleも自然言語の研究チームをいくつも持っており、私も含めて、博士号をもつ研究員を何十人も張り付けている」ということだ。もしこういう博士号を持つ研究員がGoogleを去ってPowersetに移り始めるようなことが起きたら、何か大きなことが本当に起きている兆候といえるだろう。

Powersetには潤沢な資金がある。今までに$12.5M(1250万ドル)をFoundation Capital、Founders Fund、その他個人から調達しており、会社の価値は$60M(6千万ドル)以上とされている。VentureBeatのMatt Marshallはデモを見て大いに感銘を受けたようで、Powersetのチアリーダー役を買って出ている。これ私が実物を見るのを楽しみにしているサービスの一つだ。Powersetがわれわれにメールに早く答えてくれるといいのだが。われわれもファンになるかもしれない。

[原文へ]

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