Project Agape―Sean Parker、バイラルパワーを社会運動に応用へ
by Michael Arrington 2007 年 3 月 30 日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

昨日(米国時間3/28)、私はサンフランシスコのFounders Fund のオフィスでSean Parkerと会い、彼が手がけている新しい、まだ名前のない (暫定的に Agape(アガペー)と呼ばれている)プロジェクトのデモを見せてもらった。

Parkerはまだ27歳だが、経歴は並外れている。NapsterとPlaxoの共同ファウンダーであり、Facebookのファウンダー、社長でもある。この8ヶ月、ParkerはProject Agapeの開発にかかってきたが、Founders Fundのマネージング・パートナーとしての業務も引き続き行っている。

Parkerはバイラルな原理をアイディアに適用する方法に精通している。バイラルなコミュニケーションの原理と、それをさまざまなアイディアに適用して指数関数的な成長を呼ぶためにはどのように調整していけばよいかをテーマに、われわれは1時間半ほどディスカッションした。バイラルなサービスの場合、良いアイディアなのに成長が止まってしまうのは関わる人口が減少した場合だけだ、というのがParkerの意見である。Napster、Plaxo、Facebookを成功させた経験を持つ男の言うことだから、これは正しいのかもしれない。

Project Agapeは依然、厚い秘密のベールに包まれているが(Om Malikが最初にこのプロジェクトのことを知ったのはほんの1週間と少し前のこと) 、私はデモとコンセプトワークを少し見ることができた。Parkerの目標は「今までのプロジェクトでずっと成功してきたバイラルパワーを利用するというアイディアを利他主義と社会活動に適用する」ことだという。

チャリティー活動、政党活動、市民グループ活動などはいずれも、同じ信条や理想を共有する人々の協力と参加に大きな比重がかかっている。しかし新しい人材を募集したり資金集めをしたりす方法は、おおむねインターネット以前の時代のままだ。社会的な圧力、罪悪感といったものが、人々を白血病の協会のためのチャリティーマラソンやホームレスの救援活動に参加させることに利用されている。Parkerは新しいスタートアップに、これらのすでに機能することが十分確かめられた活動の枠組みを取り入れて、さらに効率化することを狙っている。

チャリティーや社会活動の分野では、Change.orgdotherightthingSix Degrees などのサービスがさまざまな社会的問題について討論する場を提供している。しかしこれらのサイトは新しい参加者を獲得し、実際の活動に赴かせるところまではバイラルパワーを利用していない。Parkerは社会活動の分野で、現在Facebookの周りで起きているような活動―毎日何万という新しいメンバーが加わり、何時間ものソーシャルなコミュニケーションに没頭している―を組織しようしている。「これが実現すればボランティアを募るにも資金集めにも使える効率的なエンジンとなる」とParkerは期待している。

新しい会社はBerkeleyに本拠を置いており、この数週間のうちに何か発表があるはずだ。ベータが公開されるのは数ヶ月先になる見込み。注目したい。

[原文へ]

トラックバック

コメント

Commenting Options

Create an avatar that will appear whenever you leave a comment on a Gravatar-enabled blog.