「Web 2.0 Expo」の会場では、オンラインオークションの巨人eBayがようやくユーザー体験のことを考え直しはじめたようで、「Project San Dimas」と今のところ呼ばれるApolloアプリケーションの限定ベータを開始したと発表した。この新アプリはeBayでの買売の効率を高めて、サードパーティーの「パワーユーザー」向けオークションサービスの巨人たち「Vendio and Marketworks」や 「Y Combinator」、新進の「Auctomatic」らと競合しようというもの。この名前が更正した盗っ人の守護聖人に因んだのか(詐欺対策?)、それとも『ビルとテッドの大冒険』の背景になっていた静かな効外を指しているかについての説明はなかった。
このプロジェクトは昨年、eBayデベロッパープログラムのAlan Lewisがスタートしたものだが、同年ラスベガスのAdobe MAXでデモを見せた後、eBay社主導となった。Ryan Stewardがプログでデモを見せている他、San DimasチームのRob Abbottも記事を書いている。San Dimasは「Effective UI」で作られたユーザーインターフェースを採用し、eBay APIを使ってオークションの作成や管理が簡単迅速になっている。Apolloで書かれているため、データをローカルに置くことによってリクエスト回数を減らし、性能が改善された。また、このアプリケーションを使って、リアルタイムでオークションを監視したり、出展者が画像をウェブカムやデジタルカメラから直接アップロードすることもできる。
今日(米国時間4/16)のリリースの背景には、MicrosoftのSilverlightとAdobeのApolloの長びく論争がある(今日のWSJで概説)。Microsoftはオンラインビデオの標準化では事実上AdobeのFlashに敗れた。Silverlightは、今後のウェブアプリケーションを形作るツールを巡って戦う両社にとっての新しいバトルの象徴だ。
アプリケーションのデモはこちら。

画像提供: Rob Abbott
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