ニューヨークのManhassetに本拠を置くRachetSoftが提供するRatchet-Xは、XMLベースのデスクトップインテグレーションツールだ。ユーザーが利用している既存の複数のアプリケーションに横断的にアクセスし、情報を収集・統合する機能が提供される。
企業ITのサポートをした経験があれば誰でもこの問題は理解できるはずだが、プラットフォームを異にするアプケーションのデータは往々にして相互運用性に欠けるため、せっかくのデータも分断されているために生産性が上がらず、利用機会が失われることが多い。
Ratchet-Xは、企業ITで利用されているアプリケーションやデータに関して、既存のアプリケーションに手を加えることなくユーザーが複数のアプリケーションを統合できるための一連の機能を含んだプラットフォームを提供する。
Ratchet-Xはアプリケーション間で手間のかかるカット&ペーストを手動で繰り返す必要をなくす。エンドユーザーはプログラマーの助けを借りることなく、複数のアプリケーションからのデータを自動的に、かつ正確にユーザーが望むとおりの方法とタイミングで別のアプリケーションに送り込むよう設定することができる。
このプロセスはまずAppspaceと呼ばれるXMLファイルを作成するところからスタートする。ここにユーザーが利用するアプリケーションの画面を、どこにどんなデータが含まれているのかRatchet-Xが認識できるよう定義する。これと別に、事前に定義ずみのAppspaceテンプレートも用意されている。Appspaceが定義された後、ユーザーがそのアプリケーションを起動するたびにRatchet-Xはアプリケーション画面を認識し、どんなマッシュアップをそのアプリケーションで実行したらよいかユーザーに質問する。利用すべきフィールドが選定されると、Ratchet-Xはアプリケーションのスクリーンからデータを収集し、要求された処理を実行したうえで結果のデータをそのアプリケーションに戻したり、あるいは同様にAppspaceが定義されている他のアプリケーションに転送することができる。
こういったツールの登場は決して初めてではないが、限られた種類のアプリケーションのサポートではなく、あらゆるアプリケーションをユーザーがデスクトップでマッシュアップできるサービスの登場は、私の知るかぎりこれが初めてだ。


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