
われわれの読者の1人から、高い評価を受けていた音楽サービスのYottaMusicがRhapsodyから12月31日を期限とする非公開APIの利用中止の要求を受けた結果、12月30日をもってサイトを閉鎖していたことを知らされた。
YottaMusicは2006年にスタートした音楽分野のウェブ・サービスで、主にRhapsodyの音楽のストリーミング配信に対して優秀なインタフェースを提供する他、SonosとLast.fm のユーザー向けにSNSやプレイリストの管理サービスを提供していた。2006年にYottaMusicはRhapsodyから一連の非公開APIの使用許可を受け、Rhapsodyのポップアップ・プレイヤーに代わる独自のプレイヤーとインタフェースを構築した。
しかしこの5月、RhapsodyはYottaMusicに対して、公開版APIのみを利用するか、でなければサービスの運用を全面的に中止するよう要求した。YottaMusicの Rhapsodyへのインタフェース・サービスは非公開版のAPIに全面的に依存していたので、公開版APIと標準的なRhapsodyプレイヤーの採用はサイトの価値のほとんどを消し去ることになる。YottaMusicは最終的に閉鎖を選択せざるを得なかった。
YottaMusicのファウンダー、Luke Matkinsは「Rhapsodyには〔APIの使用中止を要求する〕権利が完全にあることを理解している」と語っているものの、毎日1万人以上になるYottaMusicの訪問者にとってはたいへん不運な事態となった。またRhapsodyがなぜYottaMusicが独自のプレイヤーを通じてストリーミング配信することにそれほど強く反対したのか理解しがたい。昨年4月には、YottaMusicはプレイヤーのスキンを作り変えてYottaMusicのブランドを完全に消すことを申し出ている。YottaMusicのプレイヤーを通じて配信を受けるユーザーもRhapsodyのメンバーであり、通常どおりの料金を支払うのだから、誰かが著作権を侵害していることか不当な利益を上げているとかの問題はないのだ。にもかかわらず、Rhapsodyがこれほど人気のあるインタフェースをなぜ押しつぶしにかかったのか、なにか隠れた動機があるのだろうが、部外者の目にはいかにも性急な行動に映る。
何か内部の政治的事情があるとは思われるが、私は残念ながらオンライン音楽業界の裏の裏にはさほど通じていない。音楽ファン向けの他のウェブ・サービス、MOGの場合は最近Rhapsodyと提携し、Rhapsody自身のポップアップ・プレイヤーを通じて音楽配信を始めた。ということはRhapsodyがサードパーティーを通じての楽曲の配信を嫌っているということではなさそうだ。どうやら問題は独自プレイヤーの利用にあるらしい。
YottaMusicはTechCrunch DeadPool入り。
[News via Bijan Sabet]
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(翻訳:Namekawa, U)




